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津地方裁判所は24日、今年2月に特定抗争指定暴力団・山口組ナンバー2の住宅に銃弾を撃ち込んだ罪に問われた山口組傘下元組員で無職・谷口勇二被告(76)に対し、懲役7年の判決を言い渡した。
谷口被告(76)は今年2月、三重県桑名市長島町にある山口組の若頭宅の門に、拳銃で銃弾4発を撃ち込むなどした罪に問われている。
これまでの裁判で谷口被告は起訴内容を認め、検察側は「現場は小学校の通学路で、発砲で抗争を助長する危険があった」として懲役8年を求刑し、対する弁護側は懲役5年が妥当と主張していた。
24日の判決で、津地裁の柴田誠裁判長は「直接人に向け発射したものではないが、山口組の幹部宅への銃撃は緊迫感を増し、周辺住民に与えた不安は大きい」として、懲役7年の判決を言い渡した。