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愛犬・愛猫を火災など事故の原因にしないために

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今年7月、新潟市内の住宅でペットの尿が原因とされる出火が発生しました。コンセントに何度も尿がかかり、それがショートして火災が起きたようです。5月にも市内のほかの住宅で同様の火災が起こっています。

消防防災博物館の火災原因調査「動物が原因で出火した火災事例について(東京消防庁予防部調査課)」においても、いくつかの事例が報告されています。なかでも「事例4 ペットによる火災(3)飼い猫による火災」では、猫の毛や嘔吐物がテレビ内に入り、それが原因で電源偏向基板に着火して出火したようです。このほかにも、愛犬・愛猫が電気コードやケーブルをかじったりすることにより、感電や停電を起こすケースも多々あります。いずれのケースも発見が早く大事には至りませんでしたが、飼い主がしっかりと予防することにより防げることも多いのです。

意外と多いペットによる製品事故

生活用品の安全性評価を行う独立行政法人 製品評価技術基盤機構(NITE)では、2017年8月に発表した資料「身近な動物が思わぬ火災事故を引き起こします~ペットだけでなく、ネズミやゴキブリなどにも気を付けて~」によると、平成24年~28年度の4年間にペット等が原因による製品事故が78件(関与が疑われるものも含む)発生したと報告しています。そのうちの56件に火災が起こっています。その多くは飼い主が目を離した隙に、あるいは飼い主の不在時に発生しています。具体例として、以下のようなケースを紹介しています。

<NITEの事例>
・室内飼育の猫が飼い主の不在時にガスコンロのスイッチを押してしまい、コンロが点火し火災が起きた
・猫がファクシミリに尿をかけたために漏電し火災が起きた
・飼い主が充電後に放置していたルーター用のリチウムイオンバッテリーに飼い犬が噛みつき、発火し製品と周囲を焼損した

この他にもさまざまな事例が、インターネット上でも多く報告されています。

<その他の事例>
・犬や猫が同じ場所に尿をかけたことで、電子基板がショートあるいはコンセント部分でのトラッキング現象で発火した
・犬や猫が携帯電話のバッテリーを噛んでショートあるいは発熱し破損した
・猫が落下させた可燃物が電気ストーブの上に被さり、加熱して発火した
・犬が衣類を振り回したら、電気ストーブの火が着火した
・犬や猫が電気ストーブを倒して火災が発生した

いずれの事例も動物本来の習性に起因するものが多く、事故を未然に防ぐためには、日ごろから飼っているペットの習性を学び、対策を講じておくことが大切なのです。

防ぐにはどんな対策をした良いの?

犬や猫などのペットは、人間と同じ空間で生活していることが多く、その環境にあるさまざまなものに興味を持ちます。子犬や子猫など年齢が若ければ若いほど好奇心旺盛で、そこにある物すべてが「自分のおもちゃ」であると感じていることでしょう。愛犬・愛猫や自分自身、家族の身を守るには、事故を起こさせない環境を飼い主が考えてつくることが一番の対策です。特に猫の場合は高い場所に登るのが好きなので、より広い範囲での対策が必要となります。下記は対策の一例です。

<対策例>
・電気コードを噛まないようにまとめ、電気コードに保護カバーを巻く
・携帯電話やバッテリー、充電コードなどは放置しない
・電気製品は、使用しないときには防水性の高いカバーを付ける
・電気製品のプラグは、使用しないときには抜く
・バッテリーやスマホなどは放置しない
・ガスコンロの元栓は閉める、またはロックをかける
・ストーブなどのスイッチにはチャイルドロックを使用する
・ストーブなどを倒さないように、まわりに柵を設ける
・ストーブなどの上には洗濯物などを干さない
・ストーブ自体を使用をせずほかの器具を検討する(電気設備の見直し等)
・目を離す際はペットをケージに入れる

愛犬・愛猫の習性の把握はもちろんですが、行動などには個体差があります。日々、観察したうえで、最適な対策を飼い主が考え、事故の起きにくい環境をつくる必要があるでしょう。

まとめ

事故を未然に防ぐには、日ごろの注意や管理も大切ですが、電気製品等の定期的な点検も大切です。電気コードに亀裂が入っているなど、よく見ないと気付かないことも多々あります。例えばプロに点検してもらうのもひとつの方法です。飼い主が気付かない破損などを見つけてくれるかもしれません。専門家ならではのアドバイスなどもしてもらえることでしょう。安全対策の一環として取り入れてみてはいかがでしょうか。

元の投稿: 犬や猫とハッピーに暮らすための情報と最新ペットニュース - ペトハピ [Pet×Happy]
愛犬・愛猫を火災など事故の原因にしないために

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