>>関連記事
水戸地裁(寺沢真由美裁判長)で7日、2017年8月に茨城県ひたちなか市付近の沖合で、船で受け渡しする「瀬取り」という手法で覚醒剤約480キロを香港から密輸したとして、覚醒剤取締法違反(営利目的輸入)などの罪に問われた指定暴力団・住吉会系「羽黒一家五代目」幹部で「海老澤組」元組長、海老沢浩被告(60)=宇都宮市平出町=の裁判員裁判初公判が開かれた。
海老沢被告は「間違いありません」と起訴内容を認めた。公判は16日に検察側の論告求刑があり、22日に判決が言い渡される予定。
冒頭陳述で検察は「複数の反社会的勢力が関わる組織的で計画的な犯行であり、被告は中心的な役割を担った」と事件の主犯格であることを説明。弁護側は「事件の首謀者は別の男2人であり、被告は連絡役にすぎない」と主張した。