なんでもアリだったチューニングカー全盛期
チューニングの世界は日進月歩。ひと昔前に一世を風靡したメニューやパーツが、10年後には廃れてしまうのも日常茶飯事だ。令和に変わって日は浅いものの、すでに「懐かしの…」と呼びたくなるカスタムを紹介したい。
【発泡ウレタン】
サーキットからストリートまで大流行したメニューといえば、手軽なボディ補強である発泡ウレタンだろう。車体のサイドシルなどに発泡性のウレタンフォームを充填し、歪みやねじれを抑え剛性を高めるのだが、当時から水分を含んで腐食しやすくなるとか、事故後の修復が大変とか否定の声もあった。
また技術のあるプロが確実に作業するならともかく、素人が見よう見まねで行なうと隙間ができやすいのも難点といえる。