ドアを斜め上方に跳ね上げるカスタム
クルマのドアをカスタムする手法で、2000年前半頃に一世を風靡したのが「ガルウイングドア」。ドアを斜め上方に跳ね上げる方式に変更することで、普通の国産車がスーパーカーのようなフォルムになることが人気を博し、かつてはクーペやセダン、ミニバンや軽自動車など、幅広い車種で大流行したのだ。ここでは、そんなガルウイングドアとは、どんなカスタムなのかについて紹介する。
ランボルギーニのドアが由来
ガルウイングドアは、英語で「Gull Wing door」と標記するが、これは日本語で「カモメの翼」を意味する。元々は、1954年にメルセデス・ベンツの300SLが採用した、車体の外側上方に向かって左右のドアが開く方式を指し、前から見たドア全開時の姿が、飛行中のカモメに似ていたことから付けられた愛称だ。