群馬県警高崎署は25日、指定暴力団・稲川会傘下組員・加藤駿容疑者(21)=高崎市福島町=を、大麻取締法違反(所持)と覚醒剤取締法違反(同)の疑いで現行犯逮捕した。調べに対し、いずれも「知りません」と容疑を否認している。
今月24日、加藤容疑者の交際相手の女性から「加藤容疑者に足をかまれた」と被害届が出されたため、傷害容疑で逮捕した。
25日午前7時頃、加藤容疑者の自宅アパートを捜索したところ、寝室のクローゼットなどから大麻約500グラム(末端価格約300万円)と覚醒剤約3グラム(同約10万円)が見つかった。
このうち乾燥大麻は、陶酔作用が特に高いとされる雌しべの部分で、2000回分の使用量にあたり、小分けする小袋も見つかったことから加藤容疑者は販売目的で大麻を所持していたとみられる。