新車から60年間ノンレストアの奇跡の個体
5回目の開催を迎えたオートモビルカウンシル2020が7月31日〜8月2日までの3日間で行われた。コロナ禍のなか、魅力的な新車と見まがうような80台のクラシックカーが展示され、1万1230人が来場し、盛り上がりを見せた。
その中でも、かつて東京目黒にあったスーパーカー屋さんであり、現在は群馬県でヘリテージカーを扱うオートロマンが持ち込んだマローンルージュを纏うマツダR360クーペの周囲はクルマ好きの中でざわめきを見せるていた。「ノンレストアだって!」「オリジナル塗装らしいよ」「珍しいスライド式のドア!!」など情報が飛び交う。一見、普通のR360クーペとも思えたが、実はとてもレアな1台だった。