走りだけでなく中古車価格も別格のモデルたち
アメリカのクラッシックカー登録制度である通称「25年ルール」の仲間入りを果たしたことや、ゲームソフト「プレイステーション」の普及により、日本独自のドメスティックカーから世界に知られる日本を代表するスポーツカーとして広く一般化した日産スカイラインGT-R。過去にはイギリスに約200台が正規輸出され、オーストラリアには以前から個人輸出されていたが、2014年ごろから欧米を中心に海外輸出が拡大したのが、第2世代GT-Rと呼ばれるR32/R33/R34型である。
本格的な流出から6年が経過した現在、スタンダードなGT-Rが海外マーケットで増えるにつれ、コレクターたちはより希少な個体を求めるようになった。つまり、限定車やコンプリートカーがもてはやされ、同時に相場を引き上げる原動力となっている。市場の有望株といえる第2世代GT-Rのレアモデルを紹介しよう。