ビレット風グリルが特徴的なカスタムモデル
軽自動車からミニバン、ワンボックスカーまで、かつて日産車のさまざまなモデルに設定があったカスタムカーブランドの「Rider(ライダー)」。メッキ加工が施されたビレット風フロントグリルなどでイカつさと存在感を創り出し、ディーラーで買える日産カスタムカーの中でも人気のシリーズなのだが、現行モデルではNV350キャラバンのみにしか設定がないのが寂しいところ。そこで今回は特に人気を誇った1990年代後半から2000年初頭に登場したライダー・シリーズについて振り返ってみよう。
初代は1998年の「キューブ・ライダー」
まずは、ライダーとはどんなブランドなのか簡単に説明しよう。製作を担当するのは、日産車のワークスカスタムカーや特装車などを手掛ける「オーテックジャパン」。ライダーの歴史は古く、初代は1998年に登場した「キューブ・ライダー(Z10型)」だ。