WRC史上、最速最強のグループBマシン
久々の復活で注目が集まっていた世界ラリー選手権(WRC)の日本大会、ラリー・ジャパンは新型コロナウィルスの感染拡大の影響から1年延期、来年の11月11日~14日に2021年WRC第12戦(最終戦)として開催されることが決定。改めてファンの期待が高まっています。
そんなWRCでは、これまでに様々なカテゴリーの競技車が主役を務めてきています。その中で、最もパフォーマンスが高く、最も過激なバトルが繰り広げられたのはやはり、1982年から1986年にかけて主役を演じることになったグループ(Gr.)Bカーでしょう。
5年間にわたるGr.Bの戦いは、年を重ねる度に先鋭化されて行きました。安全性に問題があるとの指摘もされ、事実、アクシデントが重なったことで86年を限りにWRCの主役をGr.Aに譲ることになりました。そんなGr.Bのラスト2シーズンをダブルタイトルで連覇したのがプジョー205T16でした。