第1005話“悪魔の子”の中でサンジの成長が描かれた。
それは捕らえられたサンジがロビンに助けを求めた件。
助けて!!! ロビンちゃーーーん!!!
ここは3階!! 「大宴会場」!!!
人質になっちまった!! ごめん!!!
ロビンちゃんが来てくれなかったらおれは
殺される~~~!!! 助けて~~~!!!
一見すると、「自分のピンチに女に救いを求める情けない男」に見えるんだけど、これまでのサンジを良く知る者にとってはとんでもない精神的な成長なのだ。
今回はサンジの成長と発言の戦略性について考えたい。
サンジの精神的な成長
これまでのサンジは、幼少期の経験とゼフに叩き込まれた“騎士道”に則って、自己犠牲の精神と女に手を出さない事を信条としていた。
ギン
その銃 おれに向けろ
…たとえ死んでも
おれは女は蹴らん…!!!!
いつでも身代わりの覚悟はある…!!
ここで“死に花”咲かせてやらァ…!!
くそ…!!!何やってんだァおれは…!!!
目の前で二人も仲間を…!!!
行けウソップ!!!
よかった…!!!
やられたのがおれの体で…!!!
おれの問題なんだ
必ず戻る
あいつらによろしく伝えてくれ
こんなサンジの事だから、今回も明らかな罠がある場所に大切な仲間であるロビンを呼び出す事などしないだろうと思っていた。
その前フリとして敵モブ達が読者の気持ちを丁寧に代弁してくれていた。
きっとあの男…
仲間を危険にさらすまいと…
声を発さず死んでいくんだわ…!!
クソくらえとか…
憎まれ口たたいて死ぬ気なんでしょ…
ところが蓋を開けると、記事冒頭に書いた通りの「助けて」宣言。
これは仲間の為に自己犠牲を貫いてきたサンジが仲間を頼れるようになった証であり、ロビンの事をか弱い女性ではなく頼れる仲間として見ている証だ。
ゾウ編でロビンがネコマムシに「私には守ってくれる強い仲間がいるから」と言ってたけど、サンジにとってロビンもそんな存在なんだよね。
サンジの「ニコ・ロビンをナメんなよ!!!」の発言の真意は、「仲間に守られてるだけのか弱い女じゃねェぞ」って事だったんだろう。
元の投稿: ワンピース.Log 考察/伏線/謎/予想/感想/まとめ
「助けてロビンちゃん!!」サンジの成長と戦略的発言