陽射しが暖かく動植物が活動 命の息吹があふれる春キャンへ
陽光が力を増す春はキャンプ（以下春キャン）にもっともふさわしいシーズンといえるでしょう。日中は暖かく、野山の草木や生物たちが活動を始め山菜や魚介類の多くが旬を迎えます。桜をはじめ多くの花が開花しますので花を楽しむこともできますし、ウグイスなどの野鳥たちのさえずりを聞いたりバードウォッチングも楽しめます。
山菜や魚介類も地元のスーパーや直売所などで売られるようになりますので焚き火・炭火で料理に舌鼓をうつ楽しみも広がります。春キャンのポイントはあまり高地を選ばないこと。高地はまだまだ気温が低く天候が荒れると危険度が大きいのでベテラン向け。低山や里山がおススメです。
山菜採りは経験者と 低山・里山もなめると危険
春の山菜をバーベキューなどで堪能したいのなら地元のスーパーや直売所で購入することをおススメします。山の持ち主の許可なく山菜採取はできませんし、採取可能な山でも採りやすい場所に生えていてくれるわけではありません。ガケや滑りやすい急斜面などで滑落する事故がけっこう多いのです。山菜採りは登山靴やロープ、スコップや鎌といった装備や道具が思いのほか必要で、ネマガリタケを好む冬眠明けの熊と遭遇するといった事故も起きています。
山菜は炭火で焼いても美味しく食べられますが、おススメはホイル焼きです。魚、ハマグリなどに菜の花やタラの芽を一緒に包んで炭火で焼くと蒸し焼きになりホイルを破ったときに香りが一気に立ち上ります。また山椒の木の芽が手に入ったらタケノコと一緒に木の芽焼きをぜひ試してみてください。醤油とみりんでタレをつくり塗り足しながら焼き上げるだけです。
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鮮魚に山菜、野鳥！ 夏秋冬を抑え「春キャンプ」が圧倒的に楽しい理由