第1016話“お玉でやんす!!”のラスト、ヤマトと対峙したカイドウ。
「お前(カイドウ)をワノ国から叩き出す」と言うヤマトに対して、カイドウはこんな意味深な一言を言い放つ。
どこでもいいんじゃねェぞヤマト…!!
おれはここが「ワノ国」だから居座ってんだよ!!!
カイドウが長年ワノ国を拠点にしていた事には特別な理由があるそう。
暴力の世界を実現し、世界最高の戦争をおっぱじめる事を野望としているカイドウ。
その為の「要塞」としてワノ国を使おうとしていた。
しかし上記の「“ワノ国”だから居座ってんだ」には、それ以上の含みを感じる。
以前センゴクもワノ国についてこんな発言をしていた。
“大物達”はなぜこうも“ワノ国”に関わるのか
私にはとても偶然とは思えんのだ
カイドウがワノ国に居座り、関わろうとするのもこれとイコールなんだろう。
センゴクの言う“大物達”は、ワノ国の真の価値を知っている?
――さて、という事で今回は「カイドウがワノ国に居座り続ける理由」について考えてみたい。
現れる“ジョイボーイ”を待っている
ルフィ達との戦いの中、終始嬉しそうだったカイドウ。
これは自分と渡り合える強者に出会えた喜びだろう。
カイドウはこれまでの長い人生で自分と渡り合える強者はそう多くなかったと言っていた。
「わずかだぞ……!! おれと戦えるやつなど!!!」
それは暴力の世界を望むカイドウにとって些か「退屈」だった事だろう。
では、そんなカイドウを倒せる程の実力者が、“確実にワノ国に現れる”と知ったとしたら…?
おでんは、いつか“ジョイボーイ”がワノ国に現れる事を知っていた。
そしてその人物が「カイドウを倒せる者」だとも。
カイドウも“ジョイボーイ”なる存在を知っていた。
だから、その人物が現れるまでワノ国に居座っている?
それが自分に「人の完成」なる「死」を与えてくれる人物だと確信しているから。
ルフィに対して言い放った「お前もジョイボーイにはなれなかったか」というセリフからは、そんな背景と悲哀を感じた。
元の投稿: ワンピース.Log 考察/伏線/謎/予想/感想/まとめ
カイドウがワノ国に居座り続ける理由