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遺体を山中に遺棄 殺意を認定 山健組傘下組員に懲役27年判決

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 神戸地裁姫路支部で16日、京都府福知山市の山中で2020年3月に兵庫県姫路市の男性=当時(47)=の遺体が見つかった事件で、殺人や死体遺棄などの罪に問われた当時・特定抗争指定暴力団神戸山口組傘下の「五代目山健組」系「二代目武神会」幹部・八軒丈弥被告(42)=高砂市=に対する裁判員裁判の判決公判があった。渡部五郎裁判長は求刑通り懲役27年を言い渡した。

京都府山中で遺体を発見
京都府山中で遺体を発見
2020年3月11日

 判決によると、八軒被告は配下の少年らと共謀し2019年11月、兵庫県高砂市の路上や車内で、金銭トラブルがあった男性にナタで切り付けたり、バットで殴ったりするなど暴行して殺害、遺体をたつの市内に埋めた後、同年12月に掘り起こして福知山市の山林に遺棄した。

 これまでの裁判で、検察側は「被告は被害者の背後から鋭利なナタで攻撃し、その後袋だたきにした」と指摘し懲役27年を求刑。一方、被告側は、「殺意はなかった」と殺人罪の成立を否定し、傷害致死罪にとどまり、懲役12年が相当だと主張していた。

 判決理由で渡部裁判長は「多人数で取り囲み攻撃性の高い武器で被害者を痛めつけており、殺意があると認められる」として争点の「殺意」について認定。真摯な反省もなく、相当長期の刑に処すべきとして、求刑通り懲役27年を言い渡した。

元の投稿: 暴力団ニュース~ヤクザ゙事件簿
遺体を山中に遺棄 殺意を認定 山健組傘下組員に懲役27年判決

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