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【犬飼いTIPS】なぜ犬の鼻はなぜ冷たく湿っているの?

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頭をなでたり、おやつをあげたりすると、犬は愛情や感謝の気持ちを込めて私たちに鼻を擦りつけることがあります。このとき、鼻が冷たかったり、濡れていたりすることがよくあります。その現象を不思議に思うかもしれません。

これはいたって普通のことなのです。では、なぜ犬の鼻は冷たいのでしょうか? また、何かメリットがあるのでしょうか?

野生では鼻の冷たさが有利になる!?

国際的な科学者チームが、犬や馬、シカなど、多くの動物の鼻の温度を測定するプロジェクトを実施しました。このときすでに、犬などの肉食動物の鼻は草食動物の鼻よりも冷たいことがわかっていました。そこで、野生では鼻先の冷たさが有利になると考えられました。

研究チームは、冷たい鼻が熱探知に作用するのかを調べるためにふたつの調査を行いました。ひとつ目は、常温とそれよりも高い温度(獲物となる可能性のあるものと同じくらいの温度)のふたつの物体を用意し、どちらを選ぶのか実験しました。その結果、犬は高い温度の物体を選ぶ傾向が見られました。このことから、犬は弱い熱信号を検知できることがわかりました。

ふたつ目の実験は、脳を中心とした調査でした。断熱材の箱のなかに温かい水を入れ、まずはそのままの状態で箱を見せ、次に箱を開けて温かい面を見せました。それをMRIの画像で検査したところ、箱を開けた状態のときのほうが高い反応を示しました。反応があった領域は、左脳のみでした。左脳は食物に対する反応を処理する機能があり、それが多くの脊椎動物の捕食活動に関連していることから、科学者たちも関心を示したようです。

また、画像で確認された特定の領域(体性感覚野)は、視覚や体位、温度などの異なる感覚をまとめています。この領域は、それらの感覚を組み合わせて、獲物を狙うなど目標に向かって行動するのに役立つとされました。

鼻が温かい表面にさらされたときに、左脳の神経領域が反応したことを考えると、犬などの冷たい鼻の動物が、獲物を追いかける際に、ほかの感覚と一緒に熱探知の感覚を使っている可能性があるようです。主に犬は嗅覚に従って動くことは間違いありませんが、強風や荒天などの場合は、ニオイを追うのが難しくなります。そうした場合に、熱信号の探知機能を使っているのかもしれません。

研究者のひとりであるハンガリーのエトヴェシュ・ロラーンド大学で動物行動学を研究しているアンナ・バリントさんは、なぜ犬の鼻は冷たいのか? という疑問に対する答えを探し続けています。いま彼女たちは、熱探知がどのくらいの距離まで機能するのかを検証しているようです。

まとめ

犬の鼻はいつも冷たく湿っているのではありません。ぜひ愛犬が眠っているときに確認してみてください。きっと鼻は温かく、乾燥していることでしょう。一般的には、犬の鼻が冷たいのは体温調節のためと思われがちです。しかし、体全体の大きさに比べて鼻は非常に小さいので、体温調節にはあまり意味がないともいえます。この研究では、獲物を捕獲するためにも有効に活用されていることがわかったようです。

これは、フードを与えるときの参考になります。フードを少し暖かくしてあげることで、食べ付きがよくなる可能性があるということです。特に、シニアになって嗅覚など機能が低下しているときに試してみる価値はありそうです。

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元の投稿: 犬や猫とハッピーに暮らすための情報と最新ペットニュース - ペトハピ [Pet×Happy]
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