ドア開口部はもちろんシート形状も乗り降りに大きく影響する
家族に高齢者の両親がいたり、母親が子育て真っ盛りという場面では、クルマの後席は乗り降りしやすいほうがよい。高齢者対策でも福祉車両まではいらないということになれば、数あるクルマのなかからできるだけ後席の乗り降りがしやすいクルマを選びたいものだ。
その要点は、まずはズバリ、リヤスライドドアだ。当然、ミニバンやプチバンになるわけで全高とリヤドア開口高が高く、家の玄関ドアのように正面から頭を大きくかがめずに乗り込むことができるメリットは絶大だ。
それに加えフロアが低く、ワンステップで乗り降りできることも重要。ミニバンのなかにはフロアが高めで、階段を2段上がるようにツーステップで乗り降りするクルマもあるが、それよりはワンステップフロアのほうが快適に無理なく乗降しやすいことになる。