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【犬飼いTIPS】犬も紫外線で肌トラブルが起こる?!

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日照時間がどんどん長くなる春。時間だけでなく、日差しも少しずつ強くなっていきます。紫外線といえば、夏をイメージしがちですが、じつは年間の70~80%の紫外線は4月から9月にかけて降り注ぎます。4月から紫外線は急激に多くなり、夏モードに入ります。春の紫外線は肌にもっともダメージを与える可能性があるのです。春の肌は冬からの衣替えの最中で、紫外線の影響を受けやすいといわれています。それは犬も同じです。今回は紫外線による犬の肌トラブルのお話です。

犬も紫外線によって日焼けする

人間が日焼けをすると、肌の色が黒くなったり、皮膚が軽い火傷を起こしたように真っ赤になりヒリヒリとした痛みを感じたり、皮が剥けてしまったりします。これは紫外線を浴びることで生じる皮膚反応です。全身を被毛で覆われている犬には無縁だと考える飼い主さんもいると思いますが、犬も同様に紫外線の影響を受けます。特に無毛や短毛、被毛の色素が薄い犬種は注意が必要で、適切な対策や肌ケアが大切となります。長毛の犬種、毛量が多い犬種は、大きな紫外線の影響はありませんが、どの犬種もケアが必要な部位もあります。

犬が日焼けをしやすいのは、耳の先、まぶた、鼻、口周り、下腹部、肉球などで、太陽の光が当たりやすい部分、被毛の無い部分、アスファルトの照り返しを受けやすい部分です。特に鼻は犬種に関わらず日焼けをしやすい部分で、日焼けを繰り返すうちにメラニン色素の沈着で、年々鼻の色が濃くなっていく犬もいるそうです。また、日焼けにより皮膚の炎症や皮膚病を患う可能性もあるので、注意が必要です。

そして、皮膚だけでなく、被毛にも紫外線の影響が出ます。人間の場合は、日焼けにより黒髪が茶色っぽくなってしまったり、傷んでしまったりすることがありますが、犬にも同じことが言えるのです。被毛を傷めないように適切な対策やケアが必要です。

犬の日焼けの程度による処置方法は?

犬の日焼けは、皮膚の損傷の度合いによって下記のように処置する必要があります。犬の場合には人間のように皮膚が小麦色になるということはありませんが、さまざまな肌のトラブルが発生したり、痛みや不快感を感じたりする点では同じです。その度合いによっては動物病院へ行き、適切な処置を受けることが大切です。

【表皮の日焼け】

損傷が表皮だけに留まった軽度の状態で、皮膚が赤くなります。動物病院で患部の消毒を行い、改善するのを待ちます。

【真皮の日焼け】

真皮上層から少し深い部分に損傷が及ぶ状態で、皮膚が赤くなり、奥の層まで見えることもあります。場合によっては、皮膚移植手術が必要なこともあります。動物病院で点滴を受け、患部を消毒し、塗り薬や包帯で患部を保護するなどの処置をしてもらいます。

【皮膚全層の日焼け】

皮膚層の奥深く、または皮下組織にまで損傷が達した重度の状態です。不快感や痛みを伴う深刻な状態で、直ちに動物病院に行き、処置をしてもらう必要があります。その後の経過は、その回復次第ということになります。しかし、重度にまでなることは稀です。

日光過敏症(日光性皮膚炎)ってどんな病気?

強い紫外線に当たることで、皮膚炎を発症すると考えられている病気を「日光過敏症」といいます。しかし、詳しい発症のしくみは解明されていません。発症に遺伝的素因があるのではないかと考えられています。白い被毛の犬に多く見られる傾向があります。また、コリー、シェットランド・シープドッグ等の犬種に起こりやすいので、「コリーノーズ」とも呼ばれています。

■症状

初期の病変の多くは、色素沈着していない白色で被毛の薄い部分に症状が表れます。犬では鼻の上部に起こりやすく、脱毛や皮膚の赤味などの症状が見られ、次第に脱毛、フケ、痒みなどが発生します。進行すると、色素沈着や腫れ、ただれなどが見られるようになり、潰瘍ができる場合もあります。治療を受けず放置したままだと、稀に扁平上皮癌に進行することがあるので、注意が必要です。

■治療法

治療は皮膚の症状により、抗炎症剤や抗生剤などの投与を行います。癌の疑いがある場合には、できるだけ早い段階で外科的切除を行います。一度発症すると再発しやすい病気であり、完治は困難といわれています。日常では可能な限り紫外線を避ける生活や適切な肌ケアが必要となります。

犬の日焼け対策

人間の場合の日焼け対策は、日焼け止めを使用することが多いのですが、最近ではさまざまな紫外線対策グッズが登場しています。犬用のアイテムも登場するようになりました。愛犬を紫外線から守るために、そのようなアイテムを利用するのもひとつの方法です。そのほかにも飼い主さんが気にかけることでできる紫外線対策もありますので、ぜひ試してみてください。

■犬用のアイテムを利用する

▶犬用の日焼け止め

肌ケアに特化したものや鼻、口周りに塗れるものもあります。また、日焼け止め効果のあるコンディショナ
ーやグルーミングスプレーなど日ごろから使用することによりケアできる商品も販売されています。外出や散
歩の前に利用して、紫外線を避けられるようにましょう。

▶UV加工された服

外出や散歩の際に服を着せてることも紫外線対策となります。最近はUV加工された服も販売されていて、より効果的です。そのほか、服を着せることにより、蚊、マダニ、ノミ等の害虫から愛犬を守ることができます。ただし、気温や湿度などにも配慮して、服の素材や通気性には十分に気を付ける必要があります。

▶UVカット機能があるカーテンやすだれ

室内にいる場合にも紫外線対策は必要です。特に日当たりのよい部屋には、UVカット機能を持った素材のカーテンやすだれに切り替えることをオススメします。また、窓ガラスに直接貼るタイプのUVカットシートを使用するのもひとつの方法です。飼い主さんも愛犬も、紫外線から肌を守ることができます。

■外出や散歩の時間を考える

もっとも効果的な日焼け対策は、紫外線を浴びないことです。しかし、散歩は犬にとって欠かせないものなので、それは限りなく難しい話です。そこで考える必要があるのは、外出や散歩の時間に注意するということです。地域差はありますが、紫外線が強い時間帯は10~16時ごろといわれています。特に紫外線が強いといわれている4~9月は、この時間帯の散歩をできるだけ避けるとよいでしょう。

■被毛を短くし過ぎない

暑い日が続くと、愛犬の被毛の長さが気になる飼い主さんも多いことでしょう。特に真夏は暑そうだからと被毛を短くカットすることもあると思います。しかし、被毛には太陽からの熱が直接に犬の身体に当たらないようにしたり、紫外線から皮膚や身体を守ったりする役割があるのです。そのため、極端に短いサマーカットなどにしてしまうと、日焼けで皮膚へ大きなダメージを与えてしまうことも考えられます。トリミングスタイルによって涼しさを得られる場合もありますが、被毛を極端に短くすることは避けたほうがよいでしょう。

まとめ

日焼け対策を行っても、紫外線から100%身を守ることは難しいものです。愛犬に症状が出ていなくても、紫外線は確実に犬の皮膚や被毛にダメージを与えています。その後に起こるかもしれないさまざまな皮膚トラブルを予防するためにも、日々対策をしておくことが大切です。

愛犬が日焼けをしやすい、肌が弱いと感じている場合には、かかりつけの獣医師に相談しておくとよいでしょう。また、外出や散歩後に皮膚が赤くなっていたり、痛がる場合には必ず獣医師の診察を受けるようにしましょう。

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