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特定危険指定暴力団「工藤会」(北九州市)の上納金を巡る脱税事件で、所得税法違反に問われた工藤会総裁、野村悟被告(71)らの第9回公判が26日、福岡地裁(足立勉裁判長)であり、大手ゼネコンの社員の男性が検察側証人として出廷した。
検察側は同社員が事情聴取で「北九州市の印刷会社発注の工事で工藤会側に現金2000万円を払った」と話したことを明かした。同社員は聴取の内容は認めたが、「報復の恐れがある」として法廷での証言を拒否した。
検察側はこの金が地元対策費(みかじめ料)として工藤会に入り、その一部が野村被告の個人所得となったことを立証する方針。暴力団へのみかじめ料を巡り、ゼネコン側が具体的な関与を認めるのは異例だ。
Source: 暴力団ニュース~ヤクザ゙事件簿
ゼネコン社員 工藤会に2000万円認めるも報復恐れ法廷証言を拒否