いま巷で話題のアドパワーとは?
静電気抑制効果を狙ったパーツは、現在、確実に性能向上が望めるアイテムとしてトヨタをはじめとして自動車メーカーが本気で開発を進め発展を遂げている最中だ。ここで紹介するアドパワーも、理論上は静電気抑制効果を最大限に引き出すことを目的にしたアイテムである。しかし、基本的な考え方と掲げる効果はトヨタ自動車と同じであっても、アドパワーは吸気系における静電気抑制効果を狙っている点において大きな違いがある。
このアドパワーだが、最近ネットで注目を集めており、気になっているAMW読者も多いだろう。そこで詳しい説明の前に、AMWスタッフが仕事で普段遣いしている車両に装着して(貼り付けて)、その効果を試してみることにした。
実際に使用した感想は?
今回、装着したのは、3リッター直6エンジンを搭載したBMW 5シリーズ。装着後、2000kmほどをこれまでと同じように撮影のための機材車として使用した感想をレポートしよう。ただし、これはあくまでも個人の感想なので、すべての車両で同じ結果が出るというわけではないことを、予めお断りしておく。
「アドパワー装着後、実際に燃費が上がりました。驚くことにおよそ1〜2kmぐらいよくなりました。その理由を考えたのですが、パワー感はそんなに体感できませんでしたが、エンジンレスポンスが若干良くなったせいか、アクセルペダルの踏みかたが緩やかになったみたいです。それで無駄にアクセルペダルを踏まなくなったことが燃費アップに繋がったのかと思います」
また、ほかのスタッフが国産ミニバン(4気筒エンジン搭載)に装着してみたところ、エンジンレスポンスの向上やパワーが増したような違いこそ感覚的には得られなかったものの、高速道路を100km以上クルーズコントロールで走行して比べた結果、燃費計の数字がほんの少しだけ伸びた。ただし、これも全くの同条件での比較ではないので、もう少し検証してみなければならないだろう。
トヨタ自動車のアルミテープとの違いは?
実はアドパワー・ソリューションズは、トヨタ自動車が着目する以前から静電気抑制パーツの開発を進め、トヨタ自動車のアルミテープが話題となった2017年の時点では、すでに吸気系の静電気抑制効果を高める装置として特許を取得していた。
また、構造についても大きな違いがあり、アドパワーはアルミテープではなく、金属箔を含む特殊合金とグラスファイバーを中心に構成した素材を3層構造で組み合わせている。これは最大の静電気放出効果を引き出しつつも、長期間に渡ってその性能が継続できる構造工夫だった。
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SDGsに関心ある人を中心に、いまネットで注目されている「アドパワー」を実際に編集部で試してみました〈PR〉