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【犬飼いTIPS】愛犬はなぜいつも痒がっているの? ~痒みは放置せず適切なケアを

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私たちと同じように、どの犬もときどきは掻くものです。しかし、愛犬がつねに同じ部位を掻いていたり、その結果として皮膚がただれたり、毛が抜けたりしたら問題です。

つねに痒がる犬にとって、その生活は幸せではありません。今回は、痒みの原因とケアのお話です。

痒みは犬の健康状態の目安

掻くという行為は、犬の皮膚に何か異常があることを示している可能性があります。あるいは、犬の体内で何かが起こっている(アレルギー反応や真菌など)ために、痒みが生じている可能性もあります。

愛犬が執拗に掻くのは、何か根本的な問題がある場合の症状です。犬が皮膚掻痒症(発疹がないのに痒みだけがある疾患)を起こす理由はさまざまです。

どのような原因で痒みが生じているとしても、痒みは不快でしかありません。痒みの原因を調べることで、適切な治療法を見つけることができます。

通常、かゆみの原因は、寄生虫や皮膚感染症、アレルギー、乾燥肌のうち、いずれかに起因します。

寄生虫による痒み

愛犬に寄生し、痒みや不快感を与える寄生虫はいろいろ存在します。代表的な寄生虫は以下のとおりです。

ノミ

ノミは犬に寄生するとすぐに繁殖します。その寿命は100日程度ですが、その間は愛犬の生活を脅かします。さらに、厄介なのがノミは1日に400回も犬を刺すことがあること。ノミに刺されると痛いだけでなく、分泌される物質が犬の皮膚を刺激します。そのため、ノミに刺された愛犬が体のあちこちを激しく掻いていることに気付くでしょう。

そして、ノミに刺されるとアレルギー症状を引き起こす犬もいて、脱毛を伴った皮膚炎が見られます。ノミの寄生は、目で確認することができます。被毛や皮膚に赤黒色の小さな塊がみられることがあります。これはノミのフンなのです。ノミが吸血した血液が消化されたもので、濡らしたティッシュなどの上に置くと赤くにじんできます。

ノミの駆除はブラッシングやシャンプーでは効果が低く、ノミ・マダニ駆除薬が必要です。また、症状がひどい場合は、動物病院で診断を受けましょう。

マダニ

屋外に生息し、散歩などの際に愛犬に寄生します。マダニが日本全国に分布し、各地の環境条件に適応した種類が生息しています。

そのほとんどは目で確認できる大きさですが、オスに比べてメスは小さいにので、汚れのように見えることがあります。マダニは愛犬の皮膚に付着してもすぐに吸血はしません。吸血に適した皮膚の柔らい場所を選ぶようです。

吸血に適した場所で、十分に血を吸ったあと、愛犬から離脱します。マダニは犬の皮膚に赤くて痒い跡を残します。マダニはライム病など、さまざまな病気を媒介する可能性があるので、できるだけ早く取り除くために治療することが重要です。

ダニ

家庭に生息するダニ(チリダニ、イエダニ、コナダニ、ツメダニ、ヒゼンダニなど)は非常に小さく、大きさは1㎜以下のものがほとんどです。ダニは、かゆみを生じさせ、皮膚の炎症や脱毛を引き起こします。

疥癬(かいせん)は、ヒゼンダニが皮膚に寄生して起こる皮膚疾患です。強い痒みがあり、犬は痒みを和らげるために掻きむしり、脱毛、皮膚の炎症、かさぶたを引き起こします。また、疥癬は人間にも感染することがあります。

毛包虫症は、皮膚に常在しているダニの一種である毛包虫(ニキビダニ)が、免疫力の低下をきっかけに急激に増殖することで、皮膚に炎症を起こし、脱毛、発疹などが現れる病気です。まれに膿皮症を併発することもあります。

愛犬が頻繁に耳を掻いたり、頭を振ったりしている場合は、耳ダニがいる可能性があります。ダニが原因の疾患はすべて獣医の治療が必要となります。

皮膚感染症による痒み

細菌や真菌による皮膚感染症の反応として痒みが起こることもあります。細菌感染症は、愛犬が皮膚を引っ掻いたり、舐めたり、噛んだりすることで、化膿性外傷性皮膚炎(ホットスポット)を引き起こす可能性があります。

白癬菌は真菌の一種で、ぶつぶつした斑点や脱毛、鱗屑(フケ)が見られます。通常は痒みを引き起こしませんが、犬がその部分を掻くことがあります。すべての皮膚感染症は、獣医の診断のもと、感染症の種類に応じた適切な薬を処方してもらうことが大切です。

アレルギーによる痒み

寄生虫が原因でない場合、その痒みはアレルギーが原因である可能性が高いでしょう。アレルギー反応を起こしている犬は、足や耳、鼠蹊部、お尻の周りがかゆくなる傾向があります。

アトピー性皮膚炎は、花粉やホコリ、カビなど環境中のアレルゲンに対する過剰な免疫反応によって引き起こされます。食べ物や薬に反応することもあます。

何らかの物質が皮膚に接触し、アレルギー反応を起こす接触性皮膚炎(かぶれ)も考えられます。例えば、ノミに刺された、ウルシにかぶれたなどで、かゆみを引き起こします。

乾燥肌による痒み

冬から春にかけて空気は乾燥します。愛犬の皮膚も乾燥して痒くなることがあります。また、夏にプールで泳ぐと、プールの水に添加されている塩素などの薬品が皮膚に影響し、毛並みが悪くなることがあります。さらに、シャンプーに含まれる化学物質も乾燥の原因になることがあります。

まとめ

痒みといっても、掻く場所や頻度によって原因はいろいろ考えられます。特に犬は散歩したり、屋外のレジャーに参加したりと、外的要因に晒されやすいのは事実です。これからの時期は、忘れずにノミ・マダニ駆除薬を投与しましょう。

また、アレルギーの可能性がある場合は、環境アレルゲンについての抗体をチェックする「IgE検査」、タンパク源の反応をみる「リンパ球反応検査」などがあります。気になる場合は、獣医に相談してみましょう。

乾燥する時期には、湿度管理をしたり、肌を保湿するローションなどを使うのもよいでしょう。常に痒みを抱えたままではストレスも溜まります。痒みをケアして愛犬のQOLを高めてあげましょう。

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