ディアブロの評価はこれから……?
2024年7月22日~24日にRMサザビーズがドイツ・バイエルンアルプスで開催したオークションにおいて、ランボルギーニ「ディアブロ」が出品されました。その3人目のオーナーは、元プロテニス選手で1995年の全仏オープンで優勝したことでも知られるトーマス・ムスターだったという経歴をもつ1台でした。
ボディデザインでクライスラーと相違が生じたP132
ランボルギーニが「P132」の社内コードを掲げ、それまでのカウンタックの後継となる新型車の開発をスタートさせたのは、記録に残るところでは1985年夏のことであったとされる。当時のランボルギーニはパトリック・ミムラン率いるフランスのミムラン・グループによって、その活動が統括される立場にあったが、新世代の12気筒モデルを生み出すことは、ミムラン・グループにとっても最優先の課題であった。