1986年の全日本ツーリングカー選手権のチャンピオンカー
2025年1月25日、ボナムズがアメリカで開催した「The Scottsdale」オークションにおいて日産「スカイライン RSターボ Gr.Aツーリングカー」が出品されました。今回登場したシャシーナンバー「DR30-000069」は、1986年のJTCレース用にニスモによって仕上げられたマシンで、鈴木亜久里/和田孝夫の2人がドライブした車両でした。
GT-Rの名を持たないスカイライン RS
R30のコードネームを持つ日産「スカイライン」が誕生したのは、1981年のことだった。日本国内ではCMにポール・ニューマンを起用し、力の入れようが窺えた。直4(TIシリーズ)と、直6(GTシリーズ)エンジンを搭載した、いわばノーマル仕様のモデルに遅れること2カ月、日産はDOHC 16バルブヘッドを持つ直4エンジンを搭載した「2000RS」を追加した。