ちょっと長めのフィアット 500ジョリー
名門「ボナムズ・オークション」社は、「LES GRANDES MARQUES DU MONDE À PARIS(パリに集う世界の偉大なブランドたち)」と銘打ち、レトロモビルに訪れる目の肥えたエンスージアストを対象とする大規模オークションを2025年2月6日に開催しました。今回はその出品車両のなかから、2代目フィアット「500」をベースにカロッツェリア・ギアが架装した有名なビーチカー「ジョリー」の、ちょっと変わった1台を紹介します。
ドルチェ・ヴィータ時代を体現するスピアッジャって……?
これまでAMWオークションレビューでもしばしばお話ししてきたとおり、1950年代~1960年代のイタリアでは「スピアッジャ(Spiaggia:デッキチェア)」というジャンルで呼ばれるクルマたちが少数生産されていた。