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「6億円超の個体も登場!?」ランボルギーニ「ミウラ」の高騰するオークション相場の推移

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39番目に生産された貴重な初期型の薄板軽量ボディ

クラシック・ランボルギーニのなかでも圧倒的な人気を誇るのが「P400ミウラ」です。1966年に登場して以来、半世紀を経てもその存在感は色褪せず、世界のオークション市場で驚くほどの高値を記録し続けています。2025年8月に開催されたRMサザビーズのモントレー・オークションに登場した1967年式「P400ミウラ」を通して、クラシック・ランボルギーニの価値がどのように変化しているのか、その背景と市場動向を探ります。

高騰が止まらないミウラ・シリーズ

クラシック・ランボルギーニのなかでも、圧倒的な人気を誇るモデルは、1966年から1973年までの間に759台が生産された(諸説あり)一連のP400ミウラシリーズである。2015年にランボルギーニのクラシック部門として設立されたポロ・ストリコのデータでも、その値上がり率はあらゆるクラシック・ランボルギーニを上まわるナンバーワンだ。とくに2020年代を迎える前後からの価格高騰は、彼ら自身も驚きを隠せないほどだ。

現在そのミウラは、オークションシーンでどの程度の価格で取り引きされているのだろうか。

ミウラの人気は、一般的にファーストモデルの「P400ミウラ」、その改良版として1968年に登場した「P400ミウラS」、最終モデルとなる1971年発表の「P400ミウラSV」の順に高くなる。もちろん各々のモデルのヒストリーやコンディションによっても大きく影響されるが、2023年5月にRMサザビーズが開催したミラノ・オークションでは、ミウラSVが394万2500ユーロ(邦貨換算約6億6400万円)という価格で落札されている。ミウラシリーズの価格高騰は、現在もなおその勢いを衰えさせていないように思える。

モントレー・オークションに姿を現したミウラは、先に触れたとおり1967年式であり、シャシーナンバーは「3057」である。ポロ・ストリコによれば、ランボルギーニから39番目にラインオフされたモデルだ。厚さが0.9mmというボディ外板を持ち、トータルで274台が生産されたP400ミウラの中でも120台ほどしか存在しない前期型である。車重の公称値は980kgであり、その軽量性はミウラファンからも高く評価されている。

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「6億円超の個体も登場!?」ランボルギーニ「ミウラ」の高騰するオークション相場の推移

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