福岡高裁那覇支部(菊池浩明裁判長)は14日、沖縄県内に活動拠点を置いた「匿名・流動型犯罪グループ(トクリュウ)」による大規模ヤミ金グループの指示役とされ、違法な高金利で金を貸し付けたとして出資法違反などの罪に問われている無職・名嘉義鷹被告(38)=住所不詳=の控訴審判決で、刑が重すぎるなどと主張していた名嘉被告の訴えを棄却した。

押収品
この裁判は、「匿名・流動型犯罪グループ(トクリュウ)」とされる「大規模ヤミ金グループ」の指示役だった名嘉被告が、2021年末から2023年8月までの間、交流サイト(SNS)で客を募るなどして、法定金利(1日当たり0・3%)を超える高金利で違法な貸し付けを繰り返し、違法利息を受け取った出資法違反などの罪に問われているもの。

福岡高等裁判所那覇支部
一審・那覇地裁は今年3月、名嘉被告が犯行を主導して自らの手を汚さず、多額の利益を得たとして、懲役3年6か月の実刑と罰金300万円を言い渡し、弁護側が控訴していた。
判決で菊池裁判長は、「事案の性質や名嘉被告らが取得した金額を踏まえれば、原判決より軽い刑に処すべきものとは認めがたい」として一審判決を支持し、名嘉被告の控訴を退けた。
このヤミ金グループの取り立ては悪質で、SNSで客を募り、返済が滞った場合は職場などに電話をかけ続ける行為を繰り返し、返済できない債務者には、ヤミ金の送金や現金の回収役を強要したり、闇バイトを持ちかけたりするケースもあり、女性の債務者は「売春して返せ」と迫られ、売春行為を強要させられたとして警察に相談したケースもあった。
名嘉容疑者には2024年2月に逮捕状が出され、当初はカンボジアに潜伏しているとみられていたため、外務省が同年5月に旅券法に基づき旅券返納命令を出し、ベトナム当局が2人の身柄を拘束後、2025年7月24日にベトナムから羽田空港へ移送中の機内で逮捕された。
元の投稿: 暴力団ニュース~ヤクザ゙事件簿-yakuza-news.jp-
国外潜伏していた沖縄拠点の「大規模ヤミ金グループ」指示役の控訴を棄却

