元“白ひげ海賊団”のクルーにして、現在では四皇の1人に数えられる男
“黒ひげ” マーシャル・D・ティーチ
大胆な様で計算に裏打ちされた行動は、全て自身の目的達成の為にある。
そんな黒ひげが“白ひげ海賊団”を抜け、仲間と共に最初に向かった国は「ドラム王国」。
当時元ドラム王国守備隊長ドルトンはその襲撃をこう語る。
たった5人の海賊団だった…
彼らは“黒ひげ”と名乗り…
我らにとって絶望的な力でこの国を瞬く間に滅ぼした
さて、この黒ひげ の行動にはどういう意味があったんだろう?
“白ひげ海賊団”はおそらく四皇として新世界にいた。
そこから前半の海にまで逆走し「ドラム王国」を狙ったのにはどんな理由があるのか。
ちなみに、黒ひげを追ってたエースがこう言っていることから、黒ひげ達の逆走は確定ぽい。
隊長のおれが始末をつけなきゃならねェってわけだ。
そんなことでもねェ限り
おれはこの海を逆走しねェよ
「黒ひげ」と「ドラム王国」…
この2つのキーワードが重なりそうな部分を探りつつ、幾つかの可能性を考察してみたい。
[黒ひげの異形な体の構造×医療大国ドラム]
黒ひげといえば、頂上戦争時にマルコが口走った「体の構造が異形」という秘密を持っている。
その結果として悪魔の実の能力を複数宿す事になった事が真実かどうかはさておき、“白ひげ海賊団”クルーの皆が知る「特異な何か」がティーチの体にはありそうだ。
そしてドラム王国はかつて「医療大国」として名を馳せた国。その医療技術は他国より格段に高くその名は新世界にまで知れ渡っている。“かつての”という文言が気になるが、ドラムの医療技術は今でも世界トップクラスと言う認識でいいだろう。
この関連で、黒ひげがドラム王国を襲う理由があるとしたら、「自分の異形を治したい」、もしくは「その原因の一端でも知りたい」という事になるのだろうか?
しかし、ドラム王国の医療大国たる由縁が「イッシ―20」にあるならば、黒ひげ海賊団襲撃と同時に国王ワポルと共に逃げ出しており、黒ひげたちはそれを追っていない。
これを見ると、黒ひげの目的は自身の異形に関するものじゃなかったのかな?とも思われる。
[能力者狩り×悪魔の実の研究]
黒ひげ襲撃からワポルが逃げ出すまでの短期間で何らかのやり取りがあったと見るのもアリだけど、ワポルたちが逃げ出したという事は黒ひげ達には明確な襲撃の意志があったんだろうし。
黒ひげがその後に成した事柄に「①悪魔の実を複数得る」「②能力者狩り」がある。
元々、ヤミヤミの実を得るために白ひげ海賊団に十数年も潜伏していた経緯を持っている黒ひげは、悪魔の実について並々ならぬ関心があるんだと思う。
その2つの事柄を確実に成す為のヒントをドラム島に求めたって可能性もアリかな?
ドラム王国出身のチョッパーは、自身が食べた悪魔の実の能力についての研究をしており、悪魔の実の波長を狂わす丸薬の生成にも成功している。
黒ひげがチョッパーの事を知っていたとは思わないけど、医療大国であれば「悪魔の実に関する知識も得ることが出来るのでは?」という思惑もあったのかもしれない。
その情報収集の為にわざわざ海を逆走してまでドラム王国に来たと考えるのもアリかも。
元の投稿: ワンピース.Log 考察/伏線/謎/予想/感想/まとめ
[ワンピース 伏線] 黒ひげがドラム王国を訪れた理由と滅ぼした理由を考える