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ヨーロッパ人から見るムーンアイズ、 そしてヨコハマ。

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MOON別目線【MOON”another”EYES】(EYES.25)

前号はアジア各国で広がるムーン的ホットロッドカルチャーを取り上げたが、それではヨーロッパにおけるムーンアイズとは、どんなものだろう?

現在のヨーロッパの国々のホットロッド事情と、ヨーロッパ人が綴った2冊の立派な「ムーンアイズ本」から検証してみよう。

 

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取材協力 ムーンアイズ

TEL:045-623-5999

欧州で上梓された二つのムーン本

日本にムーンアイズカルチャーが浸透して30年以上。

アメリカのサンタフェスプリングで生まれ、日本のヨコハマで育まれたカルチャーは、今や再度海を渡り、アジア各国にまで及ぶ話は先月号でしたばかりだ。

ではアメリカではなくアジアでもなく、ヨーロッパではどうなのだろう?

アメリカや日本同様、自国に大きな自動車メーカーも存在するヨーロッパの国々の中で、ムーンやホットロッドカルチャーはどんな根付き方をしているのだろうか。

実はスウェーデンなどの北欧やイギリスにおいては、ホットロッドの歴史は日本よりも古く、アメリカへ逆発信するほどの文化を形成しているエリアもある。

この国々では日本と同様、本場アメリカへの憧憬は深い。

一方、VW カスタムなどのレベルが高いフランス、ビッグメーカー擁するドイツ、そしてイタリア、スペインなどでは、アジア各国と似たような現象が生まれている。

そう、ホットロッド=アメリカ絶対ではなく、ホットロッド的カルチャー=ムーンアイズ、そしてヨコハマのホットロッドカスタムショー(HCS)という図式なのだ。

ヨコハマHCS から発信されるカー&バイクのカスタム、ピンストライピングを筆頭としたカスタムアートの世界、ボードカルチャーやファッションなどは、それらの国々にとってはここ10年ほどで東洋から入ってきた新鮮なムーヴメントであり、また、ヨコハマを経由して、アメリカに興味を抱いていく傾向が強い。

5年ほど前、ムーンアイズを日米両方の拠点からフィーチャーした、1冊のコーヒーテーブルブック(いわゆるハードカバー本)がフランス人の手により上梓された。

その発行を手伝ったシゲ菅沼いわく「インタビュー時もその着目点がおもしろく、日本の雑誌では聞かれないような初めての質問も多く新鮮でした」。

この本ではディーン・ムーン時代からシゲ菅沼時代へ移りゆくムーンアイズカルチャーの日米の歴史が独特の視点で捉えられていた。

そして、つい最近にも、フランス人とスペイン人の手によりムーンアイズ本が作られた。

それはアメリカのムーンの歴史には触れず、HCS、ヨコハマに完全にスポットを当てたフォトブックだ。

ヨーロッパの人々が感じるHCS への興味を1枚1枚の写真とハイセンスなエディトリアルデザインに綴じ込めた必見の1冊だ。

「ファッションに成熟したヨーロッパでは、やはりカーカルチャーのセンスもアジアとは一線を画すし、その浸透のスピードも速い。

彼らがヨコハマに注目してくれているのは非常に光栄です。

フランスやイタリアでこのムーブメントがこの勢いのまま、あと5年、10年続いていったときが大変楽しみです。

そのためにも私はこれらの国々をこれからも定期的に訪れることでしょう」とシゲ菅沼。

世界中に広まりつつあるムーンアイズカルチャー。地元にいる我々も負けてはいられまい。

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MOONEYESExcellence Book25TH YOKOHAMA HOT RODCUSTOM SHOW

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フランス人のCyrill Arino が発案し、長きにわたりヨコハマHCS を訪問し続けたスペイン人のMarcosVazquez の二人の協力で出版されたHCS25 周年開催をアーティスティックにまとめた1 冊。

今年に入って出版記念パーティーがパリで開かれ、カリフォルニア発の人気ブランド「Loser Machine」とのコラボポップアップショップも展開された。

実はこの本、全編を日本語訳した超限定版がムーンアイズAREA1で販売されている(1 万1000 円)。

日本人と違った感性で綴られたヨコハマ&ムーンアイズ。ズシリと重く大きいこの1 冊はムーンファンならぜひ手元に置いておきたいはず。

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2018年のヨコハマは”TAISETSUNI”

HCS2018-1st-Poster

というわけで、今や世界的関心行事となったヨコハマHCS の2018 年の開催も12 月2 日に決定!

同時に4 年前から始めているマナー向上の開催キャンペーンもスタートした。

今年のキャッチフレーズは”Cherish Our Kulture /Taisetsuni ! ” 私たちの大事なカーライフを大切にしましょう、だ。

イカしたピンクのステッカーは、このキャンペーンに賛同してくれる方なら誰でも無料で貰えます。

 

GO WITH MOON1950-2010

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5 年ほど前、フランス人のフリージャーナリストLaurentBagnard により上梓された1冊。

ディーン・ムーン時代の超秘蔵写真が惜しげもなく掲載され、初公開秘話も多数綴られた1 冊。

ムーンオブジャパン全面協力で日本語訳の小冊子も付録されていた。

残念ながら完全ソールドアウト。ネットで数少ないチャンスを覗うか、再版を祈るのみ!

 

 

芸文社 / カスタムカーvol.475

PHOTO藤井元輔

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元の投稿: 車 カスタムカー, 改造車 専門WEBマガジン | tuners(チューナーズ)
ヨーロッパ人から見るムーンアイズ、 そしてヨコハマ。

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