ウチのサイトによく来ていただいている方が今、「海賊」という言葉を聞いて思い浮かぶのは、やはり「ONE PIECE」だろうか。
しかし、ONE PIECEが連載される以前まで「海賊」と聞いて思い浮かぶのは、左右どちらかの目に「眼帯をしている人物」だっただろう。
尾田先生もあるコラムで公言していたけど、これまでの「海賊」というイメージには「海賊=眼帯」という、「アフロ=チャンピオン」ばりの公式が出来上がっている、と。
しかしONE PIECEの物語には、いまだ眼帯のキャラクターが1人も出てきていない。
これは尾田先生のポリシーらしく、
「眼帯なくても海賊は描けるんだぞ」
――という意思表示らしい。
といっても、もちろん眼帯自体が嫌いというわけでもないから、“物語の終盤”で一人だけ“眼帯の海賊”が登場すると明言している。