【ムーンの別目線】MOON “another” EYES (EYES.20)
アメリカンカスタムカーのアイコンであるムーンアイズのクルマ以外の側面にスポットを当てる当コーナー。スニーカーのVANSとムーンアイズによるコラボスニーカーの第2弾!本邦初の「カスタムする」スニーカーなのだ。
選んで貼って自分流のスリップオンに!
今は遥か昔、50年とちょっと前のカリフォルニア。
USムーンアイズのあるサンタフェスプリングのすぐ近所、アナハイムのブロードウェイ通り704E番地で創業されたVANS。
今はサザンカリフォルニアはおろか世界に名高いスニーカーブランドも、当初は生地やカラーを選んでオーダーできる独自のカスタムメイド方式で顧客一人一人のハートを捉えていったそうな。
そんな顧客の一人にムーンアイズ創始者のディーン・ムーンの姿も。
彼も自身の目玉マークを好んでオープン間もないVANSにオーダーをかけていた一人だ。
そんな古くからの付き合いのある両者は、付かず離れず、時代ごとにインパクトあるコラボスニーカーを発表してきた。
2016年の横浜ホットロッドカスタムショーで発表されたSK8HiとSLIP ONを買い逃して地団駄踏んだ人も多かっただろう。
で、2017年だ! 2016年12月号でも紹介したHARF CABだけでなく、もう一足の衝撃スニーカーが今回紹介するSLIP ON。
なんと、別添でVANS&MOONEYESロゴの専用ステッカーがそれぞれ付属され、それらをスニーカーへ自在に貼っていくことで自分好みのデザインが楽しめるという、まさにVANS創業当時のカスタムオーダー的スピリット満点の逸品。
しかもこのSLIP ONのためだけにムーンオブジャパンの広報部が作成した販促ポスターがこれまたイカす!
なんとVANS創業同時期の、USムーンアイズのカタログ表紙をモチーフに、ホットロッドをSLIP ONに置き換えて見せた痛快作。
カスタムちっくなステッカーアイデアといい、このポスターといい(さらにはパッケージボックスも超キュート!)、開発者たちの遊びごころと、長きに渡るパートナーシップへのリスペクトが感じられる今回の逸足。
もし幸運にも入手できたなら、すぐには履かずに、このポップでヒストリカルでもある今回のコラボに思いを馳せながら、しばらくは鑑賞物として部屋の片隅に飾っておきたいほど、である。
VANS×MOONEYE SLIP ON
箱から出した状態は、甲の部分のアイボールやVANSロゴもないオレンジストライプだけの状態。踵部分にはMOONEYESのエンドレスロゴと左右非対称の刺繍ロゴが備わる。
切り取って好みに貼り付けるための転写ステッカーは、MOONEYESデザインとVANSデザインが各1枚ずつが付属。SLIP ONのキャンバス部分はもちろん、ラバー部分にも自由自在に貼れる。どんなデザインにするかは、アナタ次第というわけ。
パッケージもCool!
VANS×MOONEYESコラボのスニーカーは、箱も手抜きなしなのが嬉しいところ。プレゼント用としてもコレクタブルアイテムとしてもこのパッケージングはそそります。
価格 | 8000 円(税抜) |
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サイズ(JP) | 23cm 〜30cm |
レイアウトを考えてステッカーをチョイスしたら大枠をハサミで切り取る。透明シートなので境界線も気にせず貼れる。
キャンバス地はもちろんラバーやソールソの凸凹部分など、なじみながらどこでも貼れちゃうのだ!
貼り方はまさに無限大。両足共にMOON仕様としたり、シール同士をずらしならが重ね貼りすることも可能だ。
イカした専用宣伝ポスターも実はルーツあり!
ムーンスペースエージェンシー(宣伝部)が、この画期的スニーカーのためだけ製作した専用ポスター。
実は1965年に存在したUSMOONEYESのカタログ表紙を完全モチーフにしている。手作りでホットロッドをビルドしているシーンを今回のスニーカーに置き換えて見せている。ウマい!(ちなみにイラストを描いたのは、おなじみのムーンの広報責任者PANスミさん。このヒト、マルチ!)
取材協力 | ムーンアイズ ☎045-623-5999 www.mooneyes.co.jp |
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写真協力 | ムーンアイズ |
芸文社 / カスタムカーvol.471
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元の投稿: 車 カスタムカー, 改造車 専門WEBマガジン | tuners(チューナーズ)
VANS×MOONのカスタム・スニーカー