【車高を極める エアサスの魔術師】(1BOX SUSPENSION PROFESSIONAL)KITZ-RACING
協力 | キッツレーシング |
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TEL | 0562-91-6081 |
HP | www.kitz-japan.com |
箱車カスタムにおいて、エアサスで車高をがっつり落とすのが定石となってきている昨今。エアサスを施工するショップやメーカーも潤い、オーナーの選択幅も圧倒的に増えている。このコーナーではエアサスを極めた職人を紹介するぞ!
キッツレーシングの新提案!!乗り心地にコミットするオリジナルパッケージ
キッツレーシングといえば、攻撃的なデザインのエアロ「200V-GT」の開発や本誌企画「スラッシュボックスGT」への参戦など、200系カスタムに衝撃を与え続けているショップだ。
そのキッツレーシングが次なる一手として、エアサスのオリジナルパッケージを発売開始したというから、編集部は情報を探りに石原店長の元へ向かった。
今回発売されたキッツレーシング・オリジナルエアサスパッケージは、油圧とエア圧の両方を用いたトリニティのハイブリッドエアサスがベース。
これは、多くのエアサスを試した石原店長が乗り心地を吟味した上での決定だ。
さらに、エア圧を電子制御するエアフォースのエアーマネジメントシステムを組み合わせることで、車高調整がより簡単にできるパッケージに落とし込んだのだ。
そして、このエアサスの凄さは美麗なレイアウトにもあり!
キッツレーシングのベッドキットを活用し、タンクやコンプレッサーなどを横置きレイアウトとしたことで、荷室を必要以上に狭めないので積載量を確保できるのだ。
エアロキットに始まり、躍進を遂げ続けるキッツレーシングが、200系カスタムにさらなる旋風を巻き起こす!!
キッツレーシング石原店長
これまで、箱車以外のさまざまな車種にエアサスを組んできたスペシャリスト。箱車に最適なエアサスパッケージの模索のため、繰り返し行った走行テストや組み合わせテストは数知れず。経験から得たノウハウと知識で作り上げる足回りで箱車カスタムシーンに旋風を巻き起こす。
KITZ-RACING
「スラッシュボックスGT」への参戦が記憶に新しいキッツレーシングは、愛知県にショップを構える箱車カスタムシーンの風雲児。レーシーで攻撃的な「200V-GT(写真上)」や「200V-SS」など、独自路線のエアエロ開発にも意欲的に取り組みコンプリート販売なども行っているぞ。
全上げ、全下げ車高をCHECK!!
全上げ、全下げ時の車高はセットアップ次第で任意に変更はできるが、今回撮影したデモカーは全上げで純正車高並み、全下げで約5インチダウンに調整可能。走行車高は約3インチダウンにセッティングされており、走行に支障をきたさないストロークを確保した設定なので安心だ。
全上げ
荷室スペースも十分確保!!
これまで、エアサスをセットするとなると荷室スペースを犠牲にしてしまうことが多かったが、その問題はオリジナルのベッドキットを利用した横置きレイアウトで解消。ベッドキットの使用で上段、下段共に十分なスペースを確保できるので、仕事車として使う場合も申し分ないのがうれしい。さらに、ベッドキットのフレームを加工して内部に配線を通すことで、ワイヤータックまで可能というから魅せる室内には欠かせないレイアウトだ!
横置きレイアウトでスッキリインストール!
タイヤハウスとキッツレーシングオリジナルベッドキットの足元にすっぽりと収まったエアタンクやコンプレッサーは、オリジナルのステーを用いて見栄えよくインストールできる。ベッドキットのフレームから下がる四角形のECUやマニホールド型電磁バルブ、車高を操作するスイッチはエアフォースのアイテム。ECUはエア圧をデジタル化したり、任意の車高を記憶させるための頭脳となる。4輪独立を可能にする機能性に加え、スタイリッシュなアイテムの追加でスマートな印象がぐっと高まる。車高調整の誤差をなくすハイトコントロールやパイピングはオプションでオーダー可能だ。
足回りの構造を大解剖!
基本的な足回りのシステムはトリニティのハイブリッドエアサスを用いる。フロント足は油圧、リア足はエアによる車高調整機能を備える。ハイブリッドエアサスならではのリア側にエアバッグが4輪分揃うのが特徴だ。
フロント足を構成するエアバッグ&油圧シリンダー
フロント足は、エアバッグ内のエアの動きで赤色の油圧シリンダー内のオイルを動かすことで車高調整を行う。エアバッグがリア側に鎮座し、エアホースをフロントまで延長する必要がなくなるので、エア漏れなどのリスクを減ラスことができる。各メンテナンスにおいても、重要な構成パーツがリア側に集中しており容易なのもポイント。
リア足を司るエアサスをCHECK
リアはエアのみによる車高調整機能を持つので、フロントに比べて仕組みはシンプル。乗り味に関わるショックはGAB製のアイテムを組み合わせているぞ。
エアホースの配線は荷室から下回りを経由し、各エアバッグに繋がる。配線用に開けた穴もしっかりと処理が行き届いている。車高調整を司るエアバッグはベローズタイプが採用される。
写真のものは現在試作中のアイテムだが、エアバッグを支えるブラケットはキッツレーシングのオリジナルアイテム。ブラケットと、その下に挟んだブロックが一体型となる予定だ。
Cノッチ
より低さを求めるのであればCノッチも追加オーダーしておきたい。オプションで施工と同時にお願いするのが得策だ。
低さはもちろんですが、箱車としての機能性、乗り心地を損ねないように試行錯誤の末に完成したセットアップなので、きっと満足して頂けると思いますよ!ぜひお気軽にお問い合わせくださいね♪
芸文社 / カスタムカーvol.471
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元の投稿: 車 カスタムカー, 改造車 専門WEBマガジン | tuners(チューナーズ)
乗り心地、メンテナンス性、見た目良しのキッツレーシングのエアサスオリジナルパッケージ!