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意外と簡単!! 「サーキット走行 & レース参戦に必要なライセンスとは?」

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レース出場には2枚のライセンスが必要、
JAF発行とサーキット発行で内容が異なる

モータースポーツ競技において「レースに出場するには、ライセンスがふたつ必要なのは本当なのか」。

都市伝説のような噂だが、「YES」も「NO」もどっちも正解。ただし、より現実的には「YES」ということになる。まず、JAF公認のモータースポーツ競技会に出場するには、”JAF”の競技ライセンスが必要だ。ジムカーナやダートトライアル、ラリーといった1台ずつスタートするタイムトライアル競技には”国内Bライセンス”、複数のクルマが同時にスタートするレースなら”国内Aライセンス”が基本だ。サーキット、ライセンス、JAF

 

この最も身近といえる国内BのJAFライセンス取得は、意外にハードルが低い。
18歳以上の運転免許所持者で、かつJAF(日本自動車連盟)の正会員という条件なので、未加入の方は入会金2000円と年会費4000円を払って入会することからスタート。そして会報誌「JAF-MATE」やJAFのホームページを検索して、まずは全国各地で随時開催されているBライセンス講習会に参加したい。

これは2時間弱の座学だけで、実技試験はなし。後日、受け取りの際にJAFの窓口でライセンス発行料金3100円が必要となるだけ。講習を受けるには1000円程度の教材費や顔写真などが必要だが、これは申し込みの時点で確認すればいいだろう。JAF入会も講習会当日で基本的に大丈夫。もし既にJAFの正会員なら、約5000円と2時間の講習プラス交通費程度でBライセンスはゲットできるわけだ。サーキット、ライセンス、JAF

次に国内Aライセンス。
コチラはさすがにハードルが少し高くなる。講習会は例えば関東地方では筑波サーキット、ツインリンクもてぎ、富士スピードウェイなどで、合わせて月に2〜3回ほど。地方だと実施回数が少ないので、遠方まで出かける必要もある。
その内容は、実技もあって、朝から夕方まで1日がかりが基本。ちなみに、モータースポーツ大会での完走、もしくは公認サーキットにてスポーツ走行を経験して証明を受けること、のどちらかが条件として必要になってくるのだ(Bライセンス取得者の場合)。サーキット、ライセンス、JAF

なお、受講料は2万円(Bライ所持者)〜2万4000円(初めての人)というのが相場で、教材費のほか発行手数料が4100円(同一年内にBからAに書き換えの場合は1000円)。

 

「では、2枚必要なもう1枚とは?」

それが『サーキットライセンス』だ。
もしも、レースの本番、予選と決勝にだけ出るというなら、サーキットライセンスは不要。レース当日は「貸切営業」なので、競技ライセンスさえ持っていればいいのだ。ただし、富士スピードウェイだけは、日本ではおそらく唯一の例外で、レース本番でも暫定ライセンス取得が義務づけられている。

しかし、レース本番しか走らないというドライバーはほとんどいないはず。本番前に練習を積み重ねるだろうし、セッティングを変えれば確認のために走りに行くことになる。そういう場合は、各サーキットで設定している「スポーツ走行枠」で走ることになるが、そのために必要なのが、『サーキットライセンス』なのだ。サーキット、ライセンス、JAF

ほかのスポーツなどでいえば、ゴルフ場の会員権やスポーツジムの会員制度にあたる。このライセンス取得にも講習と実技があり、もちろん料金もかかる。さらにライセンスがあればOKというわけではなく、スポーツ走行枠は1枠ごとにチケットを買わないといけないケースが多い。
なお、ライセンスの取得費用、年会費、スポーツ走行枠にかかる費用、システムについては、各サーキットで異なるので問い合わせて欲しい。

最後に、『JAFライセンス』と『サーキットライセンス』は、ともに1年ごとの会費を払って更新する必要があることも忘れないように。サーキット、ライセンス、JAF

このように、レースに出場するには最低でもライセンス2枚が必要。
トップドライバーになれば、日本全国(さらにニュルやセパン、タイなど)の主要サーキットのライセンスをすべて持っているので、10枚以上になることも決して珍しくないわけだ。

 

(レポート:石田 徹)

元の投稿: Auto Messe Web
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