【車高を極める エアサスの魔術師】(1BOX SUSPENSION PROFESSIONAL) AMEND
エアサスを用いたローダウンはもはや当たり前の箱車カスタムシーン。エアサス施工のさらなるステップとして、配管などで魅せる美麗なインストールは外せない。当コーナーでは、ショップのデモカーを通してエアサスインストール職人をご紹介!
ハードなパイピングまでお任せ!技術の追求でエアサスの魅力を引き出すアメンド
SBM2017ファイナルで、特に来場者たちを魅了したデモカーに贈られる「ピープルズチョイス デモカーアワード」。その名誉あるアワードを見事獲得したのは、新進気鋭のショップ・アメンドだ。
そのアメンドが人々の好奇心を強く掻き立てるポイントは、ずばりエアサスのインストールの妙。ここで紹介するデモカーは、アメンドの天野代表が信頼を置くエアサスブランド・アキュエアーをベースに、独特なアールを与えた配管レイアウトとワイヤータックによって極上フィニッシュを魅せる。
エイリアンのような今にも動き出しそうなパイピングは強烈な個性を放ち、SBMの会場でも大きな話題を呼んだのだ。なぜ天野代表がエアサスのインストールにここまでこだわるのか。
その答えはクルマとオーナーの利便性に真摯に向き合う姿勢の表れであった。「エアサスはあくまで付け手ありきのシステムなので、インストール力を日々磨くことを信条にしています。このデモカーはその集大成として、レイアウトと作動性の両方のクオリティを煮詰めました」と、天野代表は語る。
デモカーはアキュエアーのシステムをベースとするものの、他ブランドのエアサスも大歓迎とのこと。ブランドが違えば勝手も違うが、そこは日々インストール力を磨くプロの腕の見せどころ。
ド派手なパイピングのハードラインインストールから、荷室空間を潰さないインストールまで相談に乗ってくれるぞ。人と被らないエアサスインストールを求めるなら、ぜひアメンドに問い合わせよう!
AMEND
SBMで強烈なボディカスタムや足回りを披露してくれる、大阪の新進気鋭ショップ。足回りはもちろん、ハードなボディカスタムまでこなし、カスタムのすべてを任せられる力強い味方となってくれるぞ!
アメンド天野代表
全上げ、全下げ車高をCHECK!!
全下げはボディ着地のがっつりローダウンをキメる。全上げ時には腹下にかなりのクリアランスを確保でき、ストローク量の多さが伺える。パイピングに目がいきがちだが、この足回りセッティングの質の高さも含め、天野代表のインストール力の高さがなせる技だ。
アキュエアーがベースのAMEND謹製エアマネジメントシステムをCHECK!
アメンドのデモカーに用いられるエアマネジメントシステムは、アキュエアーの「E-LEVEL エアマネジメントパッケージ&タッチパッド」。オリジナル(写真上)のエアタンク、ソレノイドバルブ、コンプレッサーのステーと配管などに手を加えることで美術作品のような印象を放つ。また、車高を記憶する頭脳のECUはサイドステップに移設されており、極限のワイヤータックといえる。各部詳細は以下をチェックしよう!
❶コネクター移設でソレノイドバルブを美しく!
エア圧の調整を司るソレノイドバルブは、アキュエアーの「VU4」がベース。加工前と比べると一目瞭然だが、通常はサイドから突き出すはずのカプラーがない。配線を後方へ引き直し、ステンレスパイプでワンオフしたステーの中へ通すことでワイヤータックしているのだ。ソレノイドバルブの天板も作り直し、違和感のない仕上がりが技術の高さを示している。
❷エアタンク&パイプはブロンズで統一
エアタンクはアキュエアーの「ENDO-T」に変更しており、タンクのカラーに合わせてパイピングも同色でセッティング。鮮烈な印象のパイピングは、通常のベンダーでは作れない大きく弧を描くアールを実現している。イメージはエイリアンで、今にも動き出しそうなデザインを狙った。
❸コンプレッサーも魅せる配置に!
コンプレッサーは「VIAIR480C」をワンオフしたステーで取り付ける。ワンオフしておきながら塗装でブラックアウトしてしまう潔さ。縁の下の力持ちとしてアメンドが追求する美を支えているのだ。
タッチパッドはシンプルなデザインで使い勝手抜群。エア圧などの表示はなく、任意で記憶させた車高へ瞬時に調整してくれるのだ。アキュエアーブランドのクオリティの高さを表している。
足回りの大加工をCHECK!!
フロント足もフル加工で干渉を回避
フロントは干渉を避けるためにブラケットを作り変えてショックをリロケートし、エアバッグはリアと同じファイアストン製を使用している。さらなるローダウンのためにアッパーマウントやロワアームの作り変えまで行い、足回りも壮絶カスタムが繰り広げられているのだ。
トラッキンの手法でリア足を大手術!
リア足はステップノッチを施し、ミニトラ用の4リンクキットを加工取り付けすることで着地に耐えうる足回りにブラッシュアップ。機能性とデザイン性を追求したフレームを支えるのは、ファイアストンのベローズタイプのエアバッグ。タイヤハウスも完全ワンオフで作り変え、フロアの余計な穴はスムージングし、ヒッポライナー塗装でワイルドに仕上げる。
協力/AMEND ☎0721-55-4479
芸文社 / カスタムカーvol.472
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元の投稿: 車 カスタムカー, 改造車 専門WEBマガジン | tuners(チューナーズ)
ショーカーメイクの美麗レイアウト!!強烈な個性と魅せる足回りを実現せよ!