愛知県警捜査4課などは28日、風俗店の実質経営者から用心棒代を受け取ったとして、県暴力団排除条例違反容疑で指定暴力団・山口組系弘道会若頭補佐で「三代目高山組」組長、南正毅こと篠田正樹容疑者(45)=名古屋市南区要町=と、同組幹部、六車武士容疑者(34)=同=ら2人を逮捕した。
篠田容疑者は「知らないことです」と容疑を否認、六車容疑者は黙秘している。
逮捕容疑は、共謀して1月18日と2月15日ごろ、同条例で特別区域とされる同市中区の繁華街にある風俗店の実質経営者から、用心棒代計200万円を受け取った疑い。
篠田容疑者ら2人は、2014年ごろから毎月100万円、計約4千万円以上を名古屋市内にある複数の風俗店の実質的経営者から用心棒代として受け取っていたとみられ、県警は弘道会の資金源になった可能性もあるとみて調べる。