CUSTOM SHOWCASE
KUHL RACING
KUHLの戦略“肉食系ワイドボディ”という選択
アルファード/ヴェルファイアで国内高級ミニバン市場を席巻し、R35GT-Rで待望の世界デビューを果たしたKUHLレーシング。大胆なアプローチとディテールにこだわったデザイン性はもちろん、工業製品として確かなクオリティを誇る技術力も、彼らの存在を際立たせるポイントである。
2018年の東京オートサロンでヴェールを脱いだ「200W-GT」は、ハイエースをベースとしたKUHLレーシングの新作だ。その名が示すとおり、強烈なインパクトで話題をさらった「200V-GT」(17年デビュー)のテイストを、あえてワイドボディに落とし込んだ意欲作といっていいだろう。フルバンならではの大きく取ったフロント開口部がその証であり、ともにハーフタイプを採用する「200V-SS」とキャラクターを分けた、いわばKUHLの〝過激ライン〟だ。