エンジンのノッキングを防止するために
ガソリンに鉛混入してオクタン価を高めた
その昔、ガソリンスタンドでは「有鉛ガソリン」と「無鉛ガソリン」が併売されていた時期があった。じつは、1972年3月までに発売された国産乗用車は、有鉛ガソリン仕様のエンジンだった。
当然のことながらトヨタ初代カローラ・レビン&スプリンター・トレノ、トヨタ1600GT、ハコスカGT-R(日産C10型スカイラインGT-R)などの旧車は有鉛ガソリン仕様だが、無鉛ガソリンしか存在しない現在はどのようなガソリンを入れれば良いのだろうか。
有鉛ガソリンとは、有鉛ガソリンとは、ガソリンに鉛(アルキル鉛)を微量添加した加鉛ガソリンのこと。なんのために、ガソリンに鉛を加えていたかというと、理由は以下の2つ。