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福岡地裁で10日、北九州市の繁華街をスーツ姿で集団で歩き周囲を威圧したなどの罪に問われている特定危険指定暴力団・工藤会系組長ら7人の裁判で、主犯格の男ら2人に有罪判決を言い渡した。その他5人の組員については既に罰金50万円から80万円の有罪判決が出ている。
判決によると工藤会幹部で「二代目矢坂組」組長、山本和義被告(71)と、同会系「二代目常雪組」組長、藤岡勝幸被告(49)は、他の工藤会系組員5人と共謀し6月、北九州市の繁華街を「夜回り」と称して黒いスーツ姿でうろつき通行人や飲食店関係者を威圧した疑い。
福岡地裁の松藤和博裁判官は、「一般市民に不安を抱かせた責任は重い」と指摘、「地域経済に与えた影響は著しい」として主犯格の山本被告に懲役6ヶ月と執行猶予3年、藤岡被告に罰金80万円の有罪判決を言い渡した。