韓国のソウル地方警察庁は15日、タイから韓国に覚醒剤112キロを密輸入し、うち22キロを売りさばいたとして、日本と韓国、台湾の密売業者計6人を麻薬類管理法違反などの疑いで逮捕し、残る8人に指名手配などの措置を取った。
押収した覚醒剤90キロ(時価3千億ウォン=約300億円相当)は、約300万回分の使用量にあたり、韓国当局が押収した量として過去最大。
同庁などによると、容疑者の台湾人(25)は台湾暴力団・「竹聯幇」幹部の指示を受け今年3月に韓国に入国。その後、タイにネジ製造用機械を発注。今年7月6日にネジ製造用機械はタイ・バンコクから韓国・釜山港に到着。機械の中には1キロずつに分けられた覚せい剤入りのビニール袋が112袋が隠され、韓国を訪れた日本人や韓国人らに22キロを売却。日本人らは韓国の業者に11億ウォン(約1億1千万円)で転売し、韓国内に流通させた疑いがあるという。、