日本のデザイナーと職人が生み出した
無駄のないデザインと美しい風合い
マクラーレン、ポルシェ、フェラーリといったスーパーカーは独特の美しいフォルムを持つ。
いわば流線形というものだが、そんな流麗さを財布に落とし込んだのが池田工芸だ。同社は70年余りの歴史を持つ老舗の革工芸職人集団であり、その技術力の高さから黄綬褒賞を受賞。国内最大級のクロコダイルレザー専門メーカーとしても知られている。
そして、日本の匠が新たに挑戦したのが、前述の流線形財布「SLUR(スラー)」。
革の小物を流線形で仕上げるのは非常に困難なことだが、さらに”ステッチを極限にまで削る”という偉業に挑戦した。ボディのつなぎ目から生まれる空気抵抗をなくす、まさにスーパーカーと同じ発想を財布に込めたのである。
その様、じつにシンプル。一切無駄のない美しさを生み出し、同時に軽量化(長財布でわずか90g)にも成功。