超音波センサーが障害物を感知し、
ペダル踏み間違いによる暴走事故を抑制する
トヨタは、ディーラーオプションとして先代『プリウス(30系)』と『アクア』に後付けできる衝突軽減安全システム『踏み間違い加速抑制システム』を発売した。
前方または後方の障害物を当音波センサーで感知すると、表示やブザー音で注意喚起をするだけでなく、万一アクセルを強く踏み込んでしまっても加速が抑制されるようになる。
近年、駐車場などにおける高齢者をはじめとするドライバーのペダル踏み間違いによる事故の割合が、交通事故全体の中で増えている。そのような背景もあり、トヨタには事故を未然に防ぐ装備への要望があるそうだ。
現在トヨタでは、自動ブレーキシステム『トヨタ・セーフティ・センス』の採用を新車の乗用車で進めている。そのような安全運転の支援一貫として、『トヨタ・セーフティ・センス」が登場する前のモデルへディーラーでの取り付けを可能とした『踏み間違い加速抑制システム』を用意したわけだ。