汚水の溜め方はボディサイズで異なる
キャンピングカーに給水設備が備わっているということは、みなさんご存知だと思います。では使った水をどのように排水しているのか、知っていますか? キャンピングカーで使われた水は、排水タンクに溜められます。キッチンやシャワーなどから出る生活排水は「グレータンク」、トイレの汚水は「ブラックタンク」と呼ばれる、別々のタンクに溜められています。
このグレータンクとブラックタンク、キャンピングカーのタイプによって採用されている方式が違っていますので、少し解説していきましょう。
大~中型キャンピングカー
グレータンクとブラックタンクが、クルマの床下などに備え付けられています。100L前後の大容量で、とくにアメリカ製キャンピングカーに多く採用されています。排水の際は、車外の排水口にホースをつなぎ、キャンプ場などに備えられているダンプステーション(汚水処理施設)に直接流します。