警視庁に摘発された指定暴力団・住吉会系組員が、無料通信アプリ「LINE」上で使える「LINEスタンプ」という画像アイテムを自作し、オンライン上で販売した疑いがあることが分かった。スタンプは一般の利用者向けに販売されており、警察当局は暴力団が若者らに浸透しているラインに目をつけ、新たなシノギとしている可能性があるとみて警戒を強めている。該当のスタンプは19日時点でも購入可能な状態だ。
関係者によると、ラインスタンプを自作、販売したとみられるのは住吉会系3次団体に所属する40代の組員。警視庁に平成30年3月ごろ、知人男性から100万円を脅し取ったとして恐喝容疑で逮捕されている。
スタンプは複数の種類があり、短髪の男性の画像に「アニキと一緒です」「本部です」「若いのを行かせます」といったメッセージが添えられているほか、携帯端末を見つめる男性の画像に「ヘッドに確認して」「本部は誰が泊まるの?」などの文言がある。