蚩尤族とは
蚩尤(しゆう)族は、氏族ごとに分かれ、幼いころから剣の修行を積ませ、巫舞(みぶ)という呼吸術を使う。
一族から能力が高い代表者2名が選出され、最後の一人になるまで、殺し合いをさせる祭(さい)が行われる。
生き残った者が「蚩尤」として認められる。
羌瘣(きょうかい)
羌族(しょうぞく)に生まれ、蚩尤(しゆう)の後継者候補として育てられる。
羌象(きょうしょう)と共に剣術を学び、祭(さい)では羌象に負けて死ぬと覚悟を決めていた。
しかし祭の当日に羌象に睡眠薬で眠らされ、羌象は殺されていた。
その理由は、幽連(ゆうれん)が他の族と手を組み狙い討ちするという掟(おきて)破りが行われ、それが見逃されていた。
掟のために死ぬ覚悟を決めていた羌瘣は、掟を破りで蚩尤となった幽連へ復讐するため、5年という長い旅が始まる。
羌象(きょうしょう)
羌瘣(きょうかい)と同じ一族であり2歳年上の幼なじみ。
姉妹のように育った羌瘣は「象姉(しょうねい)」と呼ぶがで血の繋がりない。
羌象は「一番強いのは羌瘣であるが、自分を狙うとは思えず、長期戦になる祭では一騎打ちになる可能性が高い」と読む。
その結果、羌瘣を眠らせひとり祭へ向かう。
羌象の夢は「外の世界を見ること」
その夢が復習が終われば死のうと思っていた羌瘣を踏み止まらせる。
ちなみに羌象は姉のように羌瘣に物を教えていたが、同じ環境で育っているため、知ったかぶりで間違いが多い。
羌識(きょうしき)
羌族(きょうぞく)の一族。
氏族で殺し合う祭に参加する予定だったが、死ぬのが怖くなり逃げだす。
羌族に追われるが、7人を返り討ちにして、8人目に「羌族の情報屋として働く」ことを条件に生き延びる。
その後、秦国で住み2人の子供をもうける。
祭を逃げ出してから17年後、幽連(ゆうれん)を探す羌瘣(きょうかい)と出会う。
幽連(ゆうれん)
幽族として祭に参加し、掟を破り羌象(きょうしょう)を討つ。
その時に実の妹にも手をかけ、無尽蔵に内の力を開放する力を手に入れる。
羌瘣が復讐に来ることも読み、返り討ちしようとするが、誰よりも深く落とし巫舞(みぶ)を舞う羌瘣(きょうかい)に敗れる。
羌礼(きょうれい)羌明(きょうめい)
羌族であり次期蚩尤(しゆう)の候補。
蚩尤である幽連が亡くなったことにより、祭が行わるはずだったが羌瘣により、幽連(ゆうれん)の死体を隠したことで祭は行われず。
羌瘣(きょうかい)は復讐を果たすと共に2人の命を守る。
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