広島県警捜査4課と広島東署は6日までに、広島市中区の歓楽街、流川・薬研堀地区での性風俗店の営業に絡み、みかじめ料を授受したとして、指定暴力団・共政会系正木組組員・中山国彦容疑者(51)=広島市中区西平塚町=と、会社役員・加川将之容疑者(39)=同市西区古江西町=の両容疑者を県暴力団排除条例違反の疑いで逮捕した。みかじめ料の授受に対し、組員と店側の双方の罰則を規定した改正条例が4月に施行されて以降、初の摘発となった。
中山容疑者は6月25日、デリバリーヘルス店を営む加川容疑者から、暴力団排除特別強化地域の流川・薬研堀地区で営業を容認する対価として中区舟入幸町の路上で現金11万円を受け取り、加川容疑者は支払った疑い。