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口腔内細菌は腸内細菌に影響を与えるか?

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腸はヒトや動物の健康の中心といっても過言ではなく、なかでも腸内細菌のバランスが乱れると病気になりやすいことが知られています。その腸内細菌を邪魔する存在のひとつが「口腔内細菌」です。今回は、口腔内細菌と腸内細菌のカンケイについてのお話です。

腸管内で腸内細菌が乱れ、腸から漏れちゃう状態を“漏れやすい腸”「リーキーガット(Leaky Gut)」と呼びます。また、皮膚常在細菌が乱れ、皮膚バリア機能が低下して、アレルゲンが皮膚から侵入しやすくなっちゃった状態を“漏れやすい皮膚”「リーキースキン(Leaky Skin)」と呼びます。さらに、口腔内で歯茎を通過して全身へ移動しやすくなっちゃう状態を“漏れやすい口”「リーキーマウス(Leaky Mouth)」と呼びます。ミッキーマウスじゃないですよ。

つまり、常在菌はヒトや動物たちの体の隅々に棲んでいて、カラダを健康に守ってくれているということです。しかし、殺菌作用のあるシャンプー剤、歯磨き粉、うがい薬、マウスウォッシュなどを使いまくっていると、必要な菌が減ってしまいます。敵を攻撃する“味方まで殺しまくってる”状態です。

もともといる腸内細菌とは違う口腔内細菌が腸管に入り込んで来ると、腸内細菌のバランスが大きく崩れ、いろいろな病気になってしまうことが、これまでの研究で明らかになっています。例えば、3年2組のクラスみんなで仲良くドッチボールをしているときに、いきなりバイクを乗った転校生が校庭に乱入し、タバコを吸いながら「俺も仲間に入れてよ」という感じです。

学術誌「Periodontol 2000(Volume 83, Issue 1)」に掲載された論文「Periodontal disease as a possible cause for Alzheimer’s disease(アルツハイマー病を引き起こす可能性のある歯周病)」によると、歯周病により炎症が発生し、細菌や毒素が歯周病組織から血管に侵入して脳へ移動すると、アルツハイマーになると示唆しています。

結論として、お口にも腸にも皮膚にも必要な菌がいて暴走族の侵入を防いでくれている。だから、必要以上に殺菌をせず、常在菌とうまく付き合いながら、暴走族が増えないようにしたいものです。

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