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愛猫の被毛の乾燥・パサつきは「高浸透性毛髪」が原因? 科学的ケアで被毛を美しく保つ

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愛猫の被毛は、その美しさだけでなく、健康状態を示す大切なバロメーターです。毛並みがパサついたり、光沢が失われたりすると、飼い主としては心配になることでしょう。近年、人間のヘアケアで注目されている「高浸透性毛髪(HighPorosityHair)」という概念が、私たちの大切な愛猫にも当てはまるのかが気になるところです。

今回は、猫の被毛の構造と「高浸透性」に類似した状態について獣医学的な観点から解説し、すべての飼い主が実践できる科学的な被毛ケアのポイントをご紹介します。

高浸透性毛髪(HighPorosityHair)とは

人間の毛髪における「高浸透性毛髪」とは、毛髪の最も外側にある「キューティクル」が損傷し、開いた状態になっている髪のことです。キューティクルは髪の内部を保護し、水分を保持する役割を担っています。

キューティクルが開いた状態になると、髪は水分やオイル、ヘアケア製品を素早く吸収しますが、その水分を長く保持することが難しくなります。そのため、高浸透性毛髪は乾燥しやすく、もろく、絡まりやすく、フケが出やすく、光沢が失われがちです。こうしたキューティクルの損傷は、化学処理(パーマ・ブリーチ・カラーリング)、熱スタイリング(ドライヤー・ヘアアイロン)、紫外線(UV)曝露などが主な原因とされています。

猫にも高浸透性毛髪ってある?

「高浸透性毛髪」という用語自体は、獣医学的な診断名としては一般的ではありません。しかし、キューティクルの損傷によって水分保持能力が低下し、被毛が脆弱になるという現象は、猫にも観察されることがあります。

猫の被毛のキューティクルが損傷すると、保護機能が損なわれ、被毛は水分を保持できずに乾燥や光沢の喪失、もろさなどが見られます。これは人間の「高浸透性毛髪」と機能的に非常に似ており、被毛ケアを考えるうえで重要な概念といえるでしょう。

猫の被毛の科学:構造と「高浸透性」の概念

猫の被毛は、毛幹と呼ばれる部分が人間と同様に「髄質(Medula)」「皮質(Cortex)」「キューティクル(Cuticle)」の3層から構成されています。

毛幹のもっとも内側の中心部分が「髄質」です。ハニカム状のケラチン構造と気泡でできており、猫の毛幹のおよそ3分の2を占めることがあります。

、髄質を取り囲む中央の層が「皮質」です。ケラチン繊維と色素を含んでおり、被毛の色を決定し、毛髪の量と強度を左右します。

毛幹の最も外側の層で、被毛の保護バリアとして機能するのが「キューティクル」です。重なり合ったケラチン質の鱗片(うろこ状の細胞)で構成されており、健康な被毛ではこの鱗片が平らに重なり合っています。猫のキューティクルは「瓦状(imbricate)」パターンを持ち、特に「鋸歯状(crenate)」の縁を持つ不規則な形状で密接に配置されているのが特徴です。 

健康なキューティクルは水分を封じ込めて保持し、光沢を与える効果もありますが、損傷すると以下のような変化が見られます。

【乾燥し、もろく光沢のない被毛】
被毛が粗く、縮れて見えたり、本来の光沢が失われたりします。 

【損傷への感受性の増加】
キューティクルが損なわれると、被毛は物理的な摩擦や化学物質、熱、紫外線などによるダメージをより受けやすくなります。 

【フケや鱗屑(りんせつ)の増加】
皮膚の乾燥や代謝の不均衡により、被毛にフケや鱗屑が目立つことがあります。 

【脂質の喪失】
キューティクル層の損傷は、被毛の脂質含有量の減少につながり、これが被毛の強度、光沢、弾力性に悪影響を及ぼします。被毛の脂質は、環境や化学物質によるダメージから保護し、水分損失を防ぎ、光沢や弾力性を向上させるには非常に重要です。 

これらの状態は「高浸透性毛髪」に機能的に類似しており、被毛の外観はキューティクルの健康を反映しています。

猫の被毛の損傷の主な原因

猫の被毛の健康は、さまざまな要因によって影響を受けます。具体的には、以下のようなものがあります。

遺伝的要因と猫種素因

一部の猫種は、遺伝的に被毛の薄化や脱毛のパターンに素因を持つことがあります。例えば、スフィンクスは生まれつき無毛であり、レックス種は毛髪の成長が不十分なため、一時的に脱毛斑が生じることがあります。また、アビシニアン、サイアミーズ、黒猫は、ストレス誘発性の過剰なグルーミング(心因性脱毛)のリスクが高いとされています。これらの遺伝的素因は、被毛の構造的欠陥や毛周期の異常につながり、被毛の健康を維持するための特別な注意が必要となる場合があります。 

栄養不足

被毛の健康は、適切な栄養摂取と密接に関連しています。毛髪は主にタンパク質で構成されており、タンパク質、脂肪、ビタミン、ミネラルがバランス良く配合された食事が不可欠です。 特に、オメガ-3・6脂肪酸やビオチン、亜鉛、銅などのビタミンやミネラルの不足は、被毛の乾燥や脱毛、光沢の喪失につながります。

ストレスと行動性脱毛症

猫は非常に繊細な生き物であり、ストレスや不安は被毛の健康に直接影響を与えることがあります。ストレスは、過剰なグルーミング(舐める、噛む、引っ張る)につながり、これが毛髪の損傷や脱毛を引き起こすことがあります。「心因性脱毛症」または「自己誘発性脱毛症」と呼ばれ、特に腹部、内股、脇腹に脱毛斑が見られることが多いです。

寄生虫感染

ノミ、ダニなどの外部寄生虫は、激しい痒み、皮膚炎、そして過剰なグルーミングによる脱毛を引き起こします。 

アレルギー

食物アレルギー、環境アレルギー、接触アレルギーも、痒み、炎症、脱毛の一般的な原因です。 

皮膚感染症

細菌性皮膚炎、真菌感染症(皮膚糸状菌症/白癬)、マラセチア菌の過剰増殖も、脱毛、鱗屑、痂皮、痒み、被毛の質の低下を引き起こします。 

ホルモン異常

甲状腺機能亢進症やクッシング病などのホルモンバランスの乱れも、被毛の薄化や質の低下を引き起こす可能性があります。 

過剰なシャンプー

過剰なシャンプーは、脂質層を剥がし、キューティクルを損なう原因となります。猫の皮膚は人間や犬よりもデリケートであり、pHバランスも異なるため、シャンプー選びと頻度には注意が必要です。

美しい被毛を維持するためのケア

愛猫の被毛を健康で美しく保つことは、猫の幸福と飼い主の喜びにつながります。ここでは、ブリーダーも一般の飼い主も実践できる、科学に基づいたケアのポイントをご紹介します。

適切な栄養とサプリメント

被毛の健康の基盤は、高品質でバランスの取れた食事です。肉を主成分とし、消化しやすい脂肪とタンパク質を豊富に含む食事が推奨されます。 

特にオメガ-3脂肪酸(EPAとDHA)は、皮膚の炎症を軽減し、皮膚バリア機能を改善し、自然な油分の生成を調節することで、光沢のある健康な被毛を促進します。また、ビオチンは皮膚と被毛の質を改善し、細胞の成長と再生をサポートし、ケラチン合成に重要な役割を果たします。サプリメント与える際は、必ずペット用を選び、適切な用量を守ってください。

定期的なブラッシングと毛玉対策

定期的なブラッシングは、被毛の健康維持に不可欠です。抜け毛や汚れ、フケを取り除き、毛玉の形成を防ぎます。また、皮膚の自然な油分(皮脂)の分泌を刺激し、被毛に光沢と柔らかさを与えます。短毛種は週1~2回、長毛種は毎日ブラッシングが推奨されます。

毛玉ができやすい長毛種には、目の粗いコームやスリッカーブラシが適しています。 軽度の毛玉は、デタングリングコームやマットスプリッターで優しくほぐします。なお、ハサミで毛玉を切ることは、皮膚を傷つける危険性が非常に高いため避けてください。

適切な入浴とシャンプーの選択

猫は自らのグルーミングで清潔を保つため、犬ほど頻繁な入浴は必要ありません。健康な猫の入浴は数カ月に一度、または被毛が目に見えて汚れているか、ニオイがする場合のみで十分です。過度な入浴は、被毛の自然な油分を剥がし、皮膚の乾燥や被毛の光沢のなさにつながる可能性があります。

猫の皮膚は人間や犬の皮膚とpHレベルが異なるため、必ず猫専用に処方されたシャンプーを使用してください。硫酸塩(サルフェート)、人工香料、染料、パラベンなどの有害な化学物質は避けるべきです。アロエベラ、ホホバオイル、マヌカハニー、シアバター、ビタミンEなどの天然成分を含む、pHバランスの取れたシャンプーを選びましょう。 

猫がもっとも落ち着いているときを選び、爪を切り、毛玉を取り除いてから入浴を始めます。ぬるま湯を使用し、耳に綿球を詰めて水を防ぎます。シャンプーは優しくマッサージし、顔、耳、目を避け、徹底的に洗い流すことが重要です。大きな吸収性のタオルで優しく拭き、猫が嫌がらなければ低温設定のドライヤーを使用して乾燥させます。最近では、均一に乾燥できるドライヤーボックスの利用も推奨されます。

ストレス軽減と環境エンリッチメント

ストレスは被毛の健康に悪影響を及ぼし、過剰なグルーミングによる脱毛につながるため、ストレスの軽減は不可欠です。 まず、猫が隠れたり、安全だと感じられる静かで安全な場所をつくりましょう。 また、爪とぎやキャットタワー、キャットステップなどの垂直方向のスペース、おもちゃやパズルフィーダーを使った定期的な遊びなどが役立ちます。 

まとめ

「高浸透性毛髪」という言葉は獣医学的な診断名ではないものの、猫においてもキューティクルの損傷による被毛の脆弱化や水分保持能力の低下という現象は存在します。こうした被毛トラブルの背景には、遺伝や栄養、ストレスに寄生虫、アレルギー、ホルモン異常など多様な要因があります。

特に過度なシャンプーや不適切なグルーミングは、被毛の自然なバリアを壊してしまうため注意が必要です。愛猫の美しい被毛を保つには、栄養やケア、環境、そしてストレスの管理が欠かせません。被毛の健康は、猫全体の健康を映す鏡です。

元の投稿: 犬や猫とハッピーに暮らすための情報と最新ペットニュース - ペトハピ [Pet×Happy]
愛猫の被毛の乾燥・パサつきは「高浸透性毛髪」が原因? 科学的ケアで被毛を美しく保つ

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