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【犬の夏バテ対策】暑い季節に与えるべき食事とNG食材

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夏本番。強い日差しと蒸し暑さが続くこの時期は、人間だけでなく犬にとっても過酷な季節です。特に犬は汗をかきにくく、体温調節が苦手なため、熱中症や夏バテのリスクが高まります。

そんな時期に重要になるのが、毎日の食事。水分補給や栄養バランスに配慮した食事を心がけることで、愛犬の健康を守り、夏を元気に乗り切ることができます。

今回は、夏の犬の食事における基本原則からオススメの食材、避けたいNG食材、タイプ別の工夫まで詳しく解説します。

夏の愛犬の食事の基本原則

夏の健康管理において、食事は体調を大きく左右する重要な要素です。特に「水分補給」「カロリー調整」「消化への配慮」の3つの基本原則を理解し、実践することが、快適な夏を支える鍵となります。

水分補給が最優先!

犬は人間のように全身で汗をかけず、主にパンティングや肉球からの発汗で体温を下げようとします。しかし、このしくみでは高温多湿の環境に対応しきれず、脱水や熱中症のリスクが高まります。

犬に必要な水分量の目安は体重1kgあたり50~60mlですが、気温や運動量によってはさらに多くの水分が必要です。つねに新鮮で清潔な水を複数の場所に用意し、冷たい水を少しずつ与えるのも効果的です。水に少量の野菜スープやはちみつ、無糖ヨーグルトを加えて風味をつけることで、水分摂取を促す工夫もオススメです。

また、ウェットフードやスープをかけたドライフードなど、水分を多く含む食事の導入も有効です。愛犬の様子をこまめに観察し、過度のパンティングや嗜眠、嘔吐などが見られたら、すぐに獣医師に相談しましょう。

カロリー調整の重要性

夏場は、愛犬の活動量が低下しがちです。冷房の効いた室内で過ごす時間が長くなったり、暑さを避けて散歩を控えることが増えるため、消費カロリーが少なくなり、結果として太りやすくなる犬が多く見られます。肥満は、体温を放出しにくくするため、熱中症のリスクをさらに高めてしまいます。 

そのため、夏場は食事のカロリーを見直すことが重要です。健康な成犬であれば、通常の食事量の20%程度を減らし、とくに脂肪分を抑えるとよいでしょう。脂肪は高カロリーであり、消化の際に体熱を発生させるため、暑さが体にこたえる季節には不向きです。

体重を定期的に測定し、ドッグフードの量やおやつの頻度を調整してカロリーコントロールを行いましょう。

消化への配慮

夏バテで体力が落ちた愛犬には、消化に優しい食材と調理法の工夫が求められます。消化には多くの体力を必要とするため、弱った体には負担が少ない食事が適しています。

高脂肪な食事は消化に負担をかけ、さらに体熱も生じさせるため、できるだけ避けましょう。鶏のささみや白身魚など、消化しやすく良質なタンパク質源がオススメです。調理の際は、加熱して柔らかくしたり、細かく刻んだり、ペースト状にしたりすると消化吸収を助けます。

食事は1日数回に分けて少量ずつ与える「少量頻回給餌」が理想的です。消化への負担が軽減され、代謝熱の発生も抑えられます。

暑い季節にオススメの食材と与え方

体を冷やす効果が期待できる野菜・果物

夏にオススメの野菜・果物とその与え方や注意点を以下にまとめます。

食材名 与え方・注意点
スイカ 皮や種は取り除き生の状態で与える。
果実は与えて問題ないが、種、葉、茎には中毒性があるため必ず取り除く。
バナナ 皮や繊管束(スジ)を取り除き、小さくカット。 
パイナップル 皮と芯を取り除き、柔らかい果肉部分を少量与える。缶詰やシロップ漬けは避ける。
いちご よく洗ってヘタを取り、細かく刻む。与えすぎると下痢の原因になることがあるため少量に。
ブルーベリー そのまま少量、またはプレーンヨーグルトに混ぜる。 
きゅうり ヘタは必ず取り除き小さくカット。皮は消化しにくい場合剥く。塩もみやぬか漬けは厳禁。
トマト 完熟した赤い実のみを与えヘタや緑色の部分は絶対に与えない。小さくカットもしくはペースト状に。加熱も可。 
レタス 食べやすい大きさにカットして生で、または加熱して刻む。微量のキシリトール含有のため小型犬は葉1枚程度まで
オクラ 茹でて柔らかくしヘタを取り小さく刻む。食物繊維が多いため子犬やシニアは少量。

疲労回復・栄養補給に役立つ食材

暑さで食欲が落ちやすい夏でも、愛犬の体力を維持し、免疫力を保つために、栄養価の高い食材を上手に取り入れることが重要です。

【レバー】
犬の嗜好性が非常に高く、夏バテで食欲が落ちた愛犬の元気を取り戻すのに役立つ食材です。タンパク質、ビタミン(ビタミンB1などB群)、ミネラル(鉄分、亜鉛、銅)が豊富に含まれています。新鮮なレバーを、ペースト状にしてドッグフードのトッピングやおやつとして少量与えるのがオススメです。 

【ヨーグルト】
無糖のプレーンヨーグルトは、腸内環境を整え、免疫力アップにもつながる優れた食材です。初めて与える場合は少量から始め、体調を見ながら量を調整しましょう。

スープやジュレで手軽に水分・栄養補給

愛犬の食欲が落ちていたり、より効率的に水分と栄養を補給したい際には、スープやジュレの活用が非常に有効です。食事とともに水分摂取を促し、香りで嗜好性を高めることができるため、夏バテ対策に繋がります。 

ベジブロス(野菜出汁)をベースにしたポタージュ、肉や魚の煮汁、昆布やかつお節の出汁などは、栄養価が高く香りもよいので、愛犬の食欲を刺激します。

また、これらを寒天やゼラチンで固めたゼリーやジュレは、水分補給と同時に喉ごしもよく、夏の体調維持に役立ちます。

暑い季節に特に注意したいNG食材

愛犬の健康を守るために、危険な食材や与え方に注意すべき食材について正しい知識を持っておくことが重要です。特に夏場は、食中毒のリスクも高まります。

絶対に与えてはいけない危険な食材

以下の食材は、犬に重篤な健康被害をもたらす可能性があり、場合によっては命に関わることもあるため、絶対に与えてはいけません。

ぶどう・レーズン、アボカド 、イチジク 、玉ねぎ・ネギ類(ネギ、ニラ、ニンニク) 、チョコレート 、キシリトール 、アルコール、塩、こしょう、わさびなどの香辛料

与え方に注意が必要な食材

安全な食材であっても、与え方によっては愛犬の健康を害する可能性があります。特に注意が必要なケースを以下に示します。

【種、茎、葉に毒性があるもの】
桃、さくらんぼ、りんごの果肉は犬に与えても問題ありませんが、種、茎、葉には中毒性のあるシアン化合物などが含まれているため、必ずこれらを取り除いてから与えてください。 

【消化しにくい部分】
とうもろこし、枝豆の芯やさや、薄皮は消化しにくいため、必ず取り除きましょう。ピーマンは硬く、食べすぎると下痢を起こしやすいので、加熱したものを少量だけ与えるようにしましょう。トマト、きゅうり、オクラの皮は消化しにくい場合があるため、子犬やシニア犬、胃腸が弱い犬には皮を剥いたり、加熱して柔らかくしたりして与えるのが安心です。 

【冷たすぎる食事】
暑いからといって、氷や犬用アイスクリームなど、冷たすぎる食事を与えすぎると、胃腸の機能を低下させ、消化不良を引き起こしやすくなります。量やタイミングに気を配りましょう。 

【塩分・糖分が多い加工品】
人間用のアイスクリームは、高脂肪・高糖分であるだけでなく、犬に有害な成分が含まれている場合があるため、絶対に与えないでください。ケチャップやトマトジュースなども、塩分や砂糖、香辛料が含まれているため、犬には与えないでください。

愛犬のタイプ別・夏の食事の工夫

愛犬の年齢や健康状態によって、夏の食事管理には特別な配慮が必要です。それぞれの犬の特性に合わせた工夫をすることで、より快適で健康的な夏を過ごすことができます。

子犬の場合

成長期でエネルギーを多く必要としますが、消化機能は未熟です。新しい食材はすりおろす・ペースト状にするなどして、少量から様子を見ながら与えましょう。

シニアの場合

活動量や消化力が落ちるため、柔らかく消化しやすい食事が理想です。硬い皮や繊維は取り除き、加熱や刻みなどの工夫を施しましょう。

持病がある場合

腎臓病、糖尿病、アレルギーなどがある犬は、食事が病状に大きく影響するため、新しい食材やサプリメントを与える前には、必ず獣医師に相談してください。

食欲不振時の対策

犬は本来、気温が下がる夜明けや夕暮れ時に狩りをする習性があります。この本能に合わせて、涼しい朝や夕方に食事を与えると効果的です。ドッグフードに風味豊かなトッピング(レバーペースト、ボーンブロス、野菜スープなど)を加えることで、食欲を刺激できます。

ドライフードにぬるま湯やスープを加えたり、ウェットフードに切り替えたりすることで、水分補給と同時に嗜好性を高めることができます。一度に食べきれない場合は、少量ずつ複数回に分けて与える「少量頻回給餌」もオススメです。 

まとめ

暑い季節は、愛犬の体調を崩しやすく、飼い主による細やかな食事管理が欠かせません。水分をしっかりと補い、カロリーや消化に配慮した食事を用意することが、夏バテや熱中症を防ぐカギとなります。さらに、犬の年齢や体調に応じた工夫や、避けるべき食材への理解も重要です。

今回ご紹介したポイントを活かし、愛犬がこの夏を元気に快適に過ごせるよう、日々の食事にひと工夫を加えてはいかがでしょうか。

元の投稿: 犬や猫とハッピーに暮らすための情報と最新ペットニュース - ペトハピ [Pet×Happy]
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