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猫の下痢【原因と症状別ガイド】血便や水様便は危険?病院へ行くべきサインと自宅での対処法

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愛猫が急に下痢をすると、多くの飼い主は不安に駆られることでしょう。猫の下痢は、非常にありふれた症状ですが、その裏にはフードの変更や食べ過ぎといった食事によるもの、命に関わる深刻な病気まで、多岐にわたる原因が隠されています。

この記事では、猫の下痢という症状に直面したときに、冷静に対応できるよう、緊急時の判断基準、便の観察ポイント、考えられる原因、動物病院での診断プロセスまでを体系的に解説します。

猫の下痢の緊急度チェック

愛猫の下痢に気づいた時、まず大切なのは冷静になることです。すべての下痢が緊急事態ではありませんが、中には一刻を争う危険なサインも存在します。ここでは、的確な初期対応ができるよう、明確な判断基準と観察のポイントを解説します。

緊急度の見極め方 - いつ病院へ行くべきか

どのような状態であれば、すぐに動物病院へ連絡すべきでしょうか。特に注意すべきは、水のような便(水様便)が頻繁に出る、または激しい下痢です。ぐったりして動かず、フードや水を全く口にしないなど、元気や食欲が完全になくなっている場合も危険な徴候です。

これらに加えて、下痢と嘔吐を繰り返していたり、便に多量の血液が混じる(鮮血便)、あるいは黒いタール状の便(黒色便)が出たりした場合も、深刻な状態を示唆しているため、直ちに獣医師に連絡してください。口の中が乾いている、首の後ろの皮膚をつまんで離しても元に戻るのが遅いといった脱水のサインが見られる時も同様です。

特に、体力のない子猫や、さまざまな病気のリスクが高まる高齢猫、持病のある猫は、軽度の下痢でも急速に重症化することがあるため、顕著なサインがなくても早めに相談することが賢明です。

一方で、下痢が形が少し崩れた程度の軟便で、元気も食欲も普段と変わらず、嘔吐などの他の症状が一切見られない場合に限り、24時間ほどは慎重に自宅で様子を見ることも可能です。ただし、その場合でも症状が改善しない、あるいは少しでも悪化する兆候が見られた場合は、速やかに動物病院を受診してください。

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言葉を話せない愛猫にとって、便は健康状態を伝える最も直接的で重要な情報源の一つです。硬さ、色、内容物などを観察する習慣をつけ、変化に気づけるようになりましょう。獣医師に状態を正確に伝えるためにも役立ちます。

チェック項目 観察ポイント
硬さ 軟便(形が崩れる)、水様便(液体状)
黒(タール状):上部消化管出血の可能性
赤(鮮血):下部消化管出血の可能性
白・灰色:肝臓や胆嚢、膵臓の異常の可能性
黄・緑:消化不良や腸内環境の乱れの可能性
内容物 粘液(ゼリー状):大腸の炎症のサイン
異物:誤飲の可能性。腸閉塞のリスクも
寄生虫:白く細長い虫など
回数/様子 回数が多く1回の量は少ない:大腸性の下痢の可能性
1回の量が多い:小腸性の下痢の可能性
排便後にいきむ:大腸の炎症を示唆

これらの情報を記録し、動物病院を受診する際に獣医師に伝えることで、よりスムーズで正確な診断につながります。

猫の下痢の原因

猫の下痢の原因は一つではなく、複数の要因が絡み合っていることも少なくありません。ここでは、考えられる原因を大きく4つのカテゴリーに分けて解説します。

【フードと環境の変化】
食事や環境の変化は猫の下痢の原因として最も一般的で、気づきやすいものです。例えば、フードを急に変更したり、食べ過ぎたり、傷んだものを盗み食いしたりすることが原因となります。また、牛肉や魚、穀物など特定の食材に対して免疫系が過剰に反応する食物アレルギーや、消化できない不耐性が慢性的な下痢を引き起こすこともあります。さらに、猫は環境の変化に敏感な動物であり、引っ越しや新しい家族の加入といったストレスが、下痢の原因となることも珍しくありません。

【感染症】
目に見えないウイルスや細菌、寄生虫が消化管内で増殖し、炎症を引き起こすケースです。特に子猫や屋外に出る猫では、猫回虫や鉤虫といった寄生虫、あるいはコクシジウムやジアルジアといった肉眼では見えない原虫が、頑固な下痢の原因となることがあります。また、サルモネラ菌などによる食中毒様の激しい下痢や、致死率が非常に高い猫汎白血球減少症(猫パルボウイルス)のようなウイルス感染症も、下痢の重大な原因となり得ます。

【消化器以外の病気(全身性疾患)】
下痢は、必ずしも消化管自体の問題とは限りません。他の臓器の病気が原因で、二次的に下痢が起こることもあります。例えば、高齢の猫に多い甲状腺機能亢進症は、代謝が異常に活発になることで下痢を引き起こします。その他にも、膵臓の炎症である膵炎や、体内の毒素を排出する機能が低下する腎臓病・肝臓病なども、消化管を刺激して下痢の原因となることがあります。

【慢性的な消化管の病気】
数週間にわたって下痢が続く、あるいは良くなったり悪くなったりを繰り返す場合、消化管自体の慢性的な病気が背景にある可能性が考えられます。その代表が、明確な原因がないまま腸の粘膜で慢性的な炎症が続く「慢性腸症(CE)」や「炎症性腸疾患(IBD)」です。また、特に高齢の猫では、消化器型リンパ腫といった悪性腫瘍が原因となっていることもあります。

猫の下痢の診断と治療

動物病院では、原因を特定するために体系的なアプローチで診断を進めていきます。その際、飼い主から提供される日々の観察記録が、診断における最も重要な手がかりの一つとなります。

動物病院での診断は、まず下痢がいつから始まったか、便の状態、元気や食欲の変化といった詳しい情報を聞き取る「問診」から始まります。その後、獣医師が脱水の程度や腹部の痛みなどを確認する身体検査を行います。

次に、原因を絞り込むための基本的な検査に進むのが一般的です。下痢の診断で最も重要となるのが、寄生虫の卵や異常な細菌がいないかを顕微鏡で調べる「便検査」です。あわせて、貧血や炎症の有無、肝臓や腎臓といった内臓の機能を評価し、全身の状態を把握するための「血液検査」も行われます。

これらの検査で原因が特定できない場合や、症状が重い場合には、より詳細な精密検査が必要となります。異物や腸閉塞、腫瘍などを確認するためのレントゲンや超音波といった画像診断や、慢性腸症や腫瘍の確定診断に不可欠な内視鏡検査と組織の採取(生検)などがそれに当たります。

治療は、診断された原因によって大きく異なります。寄生虫がいれば駆虫薬、細菌感染には抗菌薬が処方されます。脱水がひどい場合には、点滴による水分補給(輸液療法)が行われます。食事性の下痢や慢性腸症では、消化の良い療法食などを用いた食事療法が治療の主体となります。

3週間以上続く下痢「慢性腸症」とは

発症から3週間以上続く、あるいは再発を繰り返す下痢は「慢性下痢」と定義され、その背景には「慢性腸症」という複雑な病態が隠れていることがあります。

治らない下痢の正体「慢性腸症」

慢性腸症とは、明らかな原因が見つからないにもかかわらず、持続的な消化器症状を示す症候群の総称です。これは単一の病名ではなく、治療への反応によって、主に3つのタイプに分類される包括的な概念です。

一つ目は、適切な食事療法によって症状が改善する「食事反応性腸症(FRE)」です。二つ目は、抗菌薬の投与によって症状が改善する「抗菌薬反応性腸症(ARE)」で、腸内細菌のバランスの乱れが関与していると考えられています。そして三つ目が、食事療法や抗菌薬に反応せず、ステロイド剤などの免疫抑制剤による治療が必要となる「ステロイド反応性腸症(SRE)」です。このカテゴリーが、一般的に「炎症性腸疾患」とほぼ同義で用いられます。

治療と飼い主の心構え

慢性腸症の治療は、体に負担の少ないものから段階的に進められます。まず試みられるのが、アレルギー反応を引き起こしにくい特別療法食などを用いた「食事療法」であり、これが最も重要な治療法です。これを厳密に行っても改善しない場合、腸内環境を整える目的で抗菌薬や、不足しがちなビタミンB12、プロバイオティクス(善玉菌)などのサプリメントが試されます。

それでも症状が改善しない重度のIBDの場合は、腸の過剰な免疫反応と炎症を抑制するために、ステロイド剤などの免疫抑制剤を用いた治療が行われます。ここで知っておくべき重要な点として、特に高齢の猫では、IBDと症状が酷似している「消化器型リンパ腫」というがんの可能性があることです。確定診断なしにステロイド治療を始めると、その後の正確な診断を著しく困難にしてしまう危険性があるため、治療開始前に内視鏡による生検で鑑別することが極めて重要となります。

まとめ

愛猫の下痢は不安な出来事ですが、それは健康管理に深く関わる重要な機会でもあります。大切なのは、日々のトイレ掃除の際に、便の状態を気にかけて「観察」する習慣です。もし「いつもと違うな」と感じたら、その時の様子を覚えておくだけでも十分です。

気になるようであれば、色や回数などをメモしておくと、獣医師が診断するための非常に貴重な情報となります。そして少しでも不安な点や危険なサインが見られた場合は、自己判断せずにかかりつけの動物病院で診察を受けましょう。

問題が起きてから対応するのではなく、日々の暮らしを通して問題の発生を未然に防ぐ「予防的」な健康管理へ。この記事が、皆さんと愛猫との健やかな毎日の一助となることを願っています。

元の投稿: 犬や猫とハッピーに暮らすための情報と最新ペットニュース - ペトハピ [Pet×Happy]
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