警視庁赤羽署は23日、金融庁の職員になりすまし、キャッシュカードをだまし取ろうとしたとして、指定暴力団・六代目山口組系幹部の男らを逮捕した。
逮捕されたのは山口組系幹部、工藤飛馬容疑者(36)と、姉の竹下香容疑者(38)ら2人。
警視庁によると工藤飛馬容疑者ら2人は今年2月、東京都北区の90歳の女性に、金融庁の職員らになりすまして電話をかけ、「口座から現金が不正に引き出されようとしている。キャッシュカードを渡す必要がある」などとウソをつき、キャッシュカードをだまし取ろうとした疑いが持たれている。
工藤容疑者は特殊詐欺グループの現金を受け取る、いわゆる「受け子」の指示役で、工藤容疑者はリーダーとみられているが、調べに対し2人は、容疑を否認している。