神奈川県警緑署は19日、ほか3人らと共謀して、70代の女性からキャッシュカード3枚をだまし取ったとして、詐欺容疑で住所不詳の指定暴力団・住吉会系組員、名古屋亮太被告(24)=覚醒剤取締法違反罪などで起訴=を再逮捕した。調べに対し名古屋容疑者は「何も言うことはない」と容疑を否認している。
逮捕容疑は平成29年12月18日、ほか3人らと共謀して、埼玉県戸田市に住む70代の無職女性に、金融庁の職員などを装って「キャッシュカードを調査するために回収する必要がある」などと嘘の電話をかけ、女性宅でキャッシュカード3枚をだまし取ったとしている。
同署によると、事件はカードの受け取り役だった横浜市神奈川区の当時19歳の男子大学生=少年院送致=が県警に自首したことで発覚。さらに知人の男子大学生ら2人も逮捕され、3人は「名古屋容疑者が指示した。 小遣い稼ぎだった」と話したという。 名古屋容疑者は神奈川県横須賀市内の70代男性からキャッシュカード3枚を盗んだとして、窃盗容疑でも逮捕されていた。今回で逮捕は5回目という。