ホンダが販売するコンパクトカー「フィット」が2019年頃にフルモデルチェンジされる予定となっています。
初代フィットが販売されたときは爆発的ヒットになりましたが、三代目フィット3ではトランスミッションのリコールや軽自動車人気に押されてかつての人気より落ちました。
後期型ではそのようなネガティブ部分は解消され、フェイスリフトなどして復活しました。
フィットが採用するセンタータンクレイアウトはシートアレンジ・室内空間・ラゲッジなどすべての面でライバルであるヴィッツを上回ります。
新型フィットでは新開発ハイブリッドシステムを採用することで、現行モデルより更なる走りの質も向上させてきます。
今回はそんな新型フィット4のフルモデルチェンジ情報を現行フィット3と比較しながらまとめてみたいと思います。
2019年 新型フィット4にフルモデルチェンジ最新情報【エンジン】
新型フィット4に用意されるエンジンは最新情報では、1.0Lダウンサイジングターボとi-MMD2モーター式ハイブリッドの二種類になります。
- 1.0L直3ダウンサイジングターボエンジン
- 最高出力:129ps
- 最大トルク:18.4kg-m
- ボア:73mm
- ストローク:78.7mm
これは新型シビックから搭載されているエンジンでになっています。
シビックの燃費が21.3km/リットル・CO2排出量は、107~110g/kmとなっていて、新型フィット4ではこれよりも燃費性能が向上されます。
現行フィットのエンジンは?
- 1.3Lエンジン
- 最高出力:100 PS
- 最大トルク:12.1 kgm
- 1.5Lエンジン
- 最高出力:132 PS
- 最大トルク:15.8 kgm
このように1.5Lエンジンと大差ない馬力で最大トルクは完全に上回っています。
1.0Lダウンサイジングエンジンは最大トルクが1700rpmから発生するので街中で力強い走りが期待できます。
新型フィット4のハイブリッドが2モーター
すでにアコード・オデッセイ・ステップワゴンハイブリッドに搭載されている、2.0L2モーター式i-MMDのダウンサイジングバージョンが新型フィット4に搭載されます。
このハイブリッドシステムは復活するインサイトから搭載が始まります。
1.5L 直列4気筒アトキンソンサイクルエンジン・2モーターにリチウムイオンバッテリーの組み合わせ
- エンジン出力 107ps
- エンジン最大トルク 13.7kgm
- モーター出力 129ps
- モーター最大トルク 27.2kgm
- システム最高出力:153ps
- 最大トルク:27.2kgm
システム出力こそ現行i-DCDと大差はありませんが、モーター出力が大きく向上され2モーターにすることで滑らかな走りとパワフルな走りの両立がなされます。
もう一つのモーターは駆動用モーターまたはバッテリーパックに電流を供給
またインサイトには「NORMAL」「ECON」「SPORT」の走行モード切替が採用されていますので、新型フィットでも搭載されると思われます。
現行フィットハイブリッドと比較
フィット3のハイブリッドはi-DCDと呼ばれる1モーター式ハイブリッドになり、ヴェゼル・フリードなどに搭載されています。
- エンジン出力 132ps
- エンジン最大トルク 15.9kgm
- モーター出力 29.5ps
- モーター最大トルク 16.3kgm
- システム出力 152ps
エンジン出力はこちらが上ですがi-MMDはモーターが主役で約100PSの差があります。
最大トルクも約10kgm上回っており相当パワーがあります。
フィット3の燃費性能は37.2km/Lになっており、新型フィット4では40.0km/l越えは間違いないとのこと!
2モーターi-MMDについてもう少し詳しく説明
このi-MMDの特徴として走行シーンのほとんどがモーターによる駆動となります。
街中ではエンジンは発電に徹して、高速走行になってある一定の速度域になるとクラッチがガソリンと駆動輪をつなぎます。
これは高速走行ではモーターよりもエンジンの方が効率がが良いため、高速走行ではエンジン主体に切り替わります。
似たような仕組みは日産ノートeパワーですが、ホンダのi-MMDの方がよりエンジン・モーターの切り替えを効率よく行います。
2019年 新型フィット4にフルモデルチェンジ最新情報【エクステリア】
引用元https://www.carscoops.com/2018/09/2020-honda-fit-jazz-spied-first-time/
こちらは海外で撮影された新型フィット4のスパイショットになります。
フィットらしい丸みのあるデザインが確認できます。
まだ偽装が濃くどのようなデザインになっているかイマイチつかめませんが、ソリッドウィングフェイスを取り入れてきます。
最近は各メーカーに多様な顔つきなので少し変化が欲しいところです。
またボディサイズが現行の
- 全長3,990mm
- 全幅1,695mm
- 全高1,525mm
- ホイールベース2,530mm
から拡大される予定で全長が4メートル・全幅が1.7メートルになるとの情報もあり少し大きくなるようです。
衝突安全性能向上などでボディ拡大などです。
インテリアは?
この画像はインサイトになりますが、恐らくこのように水平に広がるインテリアを採用するのでは?
CR-V もこのようなインテリアになっています。
面白いのがシフトがボタンになっている点でこれはNSXやレジェンドでも採用されているので、今後のホンダ新型車ではトレンドになりそうですね。
2019年 新型フィット4にフルモデルチェンジ最新情報【安全装備】
- 衝突軽減ブレーキ(CMBS)
- 車線維持支援システム(LKAS)
- 先行車発進お知らせ機能
- 歩行者事故低減ステアリング
- 路外逸脱抑制機能
- 誤発進抑制機能
- アダプティブ・クルーズ・コントロール(ACC)
- 標識認識機能
- オートハイビーム
- 後方誤発進抑制機能
現行モデルにも搭載しているホンダセンシングを新型フィット4でも引き続き採用します。
比較して違う点はオートハイビーム・後方誤発進抑制機能の搭載です!
また電子パーキングの採用によって全車速クルーズコントロールにアップグレードも予想されます。
発売日や価格は?
現在の最新情報では2019年後半頃のフルモデルチェンジ予定となっております。
販売価格は現行モデルと比較すると約10万から15万前後アップするとの情報があります!
現行フィット3が約169万~205万円となっているので新型フィット4は約180万~220万前後の価格となります。
この価格や発売日の最新情報入り次第随時お伝えします。
まとめ
「【2019年 新型フィット4にフルモデルチェンジ最新情報】現行モデルとエンジン・安全装備・価格など比較」は参考になりましたか?
新型フィット4で大きな注目ポイントは
- 新エンジン
- 新ハイブリッド
この2点が楽しみですね!
インサイトより搭載がスタートする1.5L i-MMDがどのような走りを見せるのかワクワクします。
ステップワゴンハイブリッド試乗した時にモーターの力強さに驚きました。
またエンジンも回転数が大きくならず街中でが黒子に徹していて気にならなかったのもポイント♪
ボディサイズ拡大の情報もあり、室内空間がより一増広くなると予想される新型フィット4が軽自動車至上主義の市場にどのような影響を与えてくれるのか楽しみですね。
また最新情報入り次第お伝えしていきます!
元の投稿: 車お役立ち情報「Car Factory」 | 車に関するお役立ち情報や最新情報をわかりやすく解説します。
【2019年 新型フィット4にフルモデルチェンジ最新情報】現行モデルとエンジン・安全装備・価格など比較